今なぜ「農」なのか!!人間の存続に関わる「食」を考える! |
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2016年02月20日(土) |
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○特集 今なぜ「農」なのか!!人間の存続に関わる「食」を考える! 〜龍谷大学 農学部〜
少子化の時代、大学が勝ち残りをかけて創設するのが新しい学部。龍谷大学は去年4月、日本で35年ぶりとなる農学部を大津市のキャンパスに誕生させた。「これから食は色んなことに関わってくる分野。だから必ず各産業で農学部の人材が生かされると思う」と末原達郎学部長。バイオといった科学だけでなく総合的に「食」と「農」を学び、消費者と生産者をつなぐ人材を育てていこうとしている。一方、京都の料理人らと研究者の活動も注目されている。食の嗜好研究センターの日本料理研究班は拠点を京都市に置き、「日本料理の国境線」をテーマに1年間議論を重ねてきた。菊乃井の主人・村田吉弘さんは「日本料理を世界の料理にしていかないと1次産業のものが世界に出て行かない。世界の料理にするには数値化がどうしても必要」と連携の裏にある危機感を語る。センター長を務める農学部の伏木亨教授も「世界中で日本料理が食べられる今、本物はどこにあるのか。日本、京都に本物が残っていないと崩壊してしまう危険性があり、日本料理の残すべきもの、変えていくものを議論する必要がある」と、日本の食の付加価値を高める必要性を説いている。
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