滋賀県に唯一残る酢の醸造場。滋賀県高島市の淡海酢有限会社 |
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日時 |
2020年11月28日(土) |
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今回のBIZラボは滋賀県高島市勝野地区の淡海酢有限会社。滋賀県に唯一残る酢の醸造場です。 私たちが手にする酢の多くは機械式の発酵方法で作られたもの。 淡海酢では桶の中に米や穀類、酒と種酢を入れ自然に任せてゆっくりと発酵させていく静置発酵という製法で酢を作っています。 この製法により添加物のない天然の醸造酢ができあがるのです。 3代目のご主人・福井順一によると静置発酵でじっくりと造られた酢は、自然な甘みと素直な味がどんな料理にもよく合うとのこと。 機械式の発酵方法と比べれば10倍近い時間と手間がかかるといいます。 そしてこの製法は今から200年前の江戸時代に書かれたという古文書の文献を元に再現したもの。 永年に渡り受け継がれてきた伝統製法なのです。 このように2百有余年の歴史を誇る淡海酢ですが、酢の新しい可能性も拡げています。 それが醸造場のすぐ隣に店を構える淡海堂。 お酢とスイーツが一緒に味わえるお店です。 大正ロマンを感じさせる店内には、淡海酢が手掛ける醸造酢がズラリ。 なかでも人気なのが、ジュース感覚で飲めるフルーツ酢。 地元の安曇川町で栽培されたアドベリーを漬け込んでつくられたアドベリービネガーはすっきりとした飲みごたえ。 濃厚な味わいが定評のある柿酢は、地元・高島市の今津で採れた柿を365日間熟成させています。 飲みやすい新しい酢のカタチは地元の人や観光客からも注目を集めています。 伝統の製法と新しい酢の可能性。 あらためて健康志向が高まる昨今、身体に良いとされる酢を滋賀県唯一の醸造場として作り続ける淡海酢に注目ください。
今回のBIZログは『健康』。 荻窪によれば健康と経済は実はすごく密接に関わっているとのこと。アメリカで行われた実証研究によれば、実生活での健康へのリスクが高まれば高まるほど、就業中の生産性が低下したり欠勤による損失の割合が大きくなるデータも。 また高齢化が進む中で健康であることは労働力人口でみても重要なこと。 65歳で定年といわれている支える側の年齢を5歳引き上げれば、2030年代半ばまで労働力人口が維持できるとの試算もでているのです。 健康に対する意識も変わりつつあります。 明治安田生命が独自に行ったアンケート調査では新型コロナウィルスによるステイホームを機に健康への意識が高まったと答えた人が約半数います。 番組ではアンケート結果をじっくりとお伝えいたします。
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