綿づくりを通して、人の輪を広げる活動を すすめる「おうみこっとん夢つむぎ」 |
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日時 |
2021年02月13日(土) |
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広々とした田園の広がる、彦根市稲枝エリア。 「おうみこっとん」とはこの地で丁寧に育てられた綿のことです。栽培するのは滋賀県での綿づくりを通して、人の輪を広げる活動を している「おうみこっとん夢つむぎ」のメンバー。 代表の澤とし江さんは30代半ば過ぎの青年が「衣類はすべて石油からできている」と言ったことを聞いて驚き、自然の恵みや手仕事の大切さが忘れられていると感じたそうです。 自分たちにできることがないかを考え、勉強を重ね農薬を使わない綿の栽培へとつなげました。 おうみこっとんというブランドがもっと広まり少しでも地域が賑わってほしいと考えています。 その想いをカタチにした「おうみこっとん」の綿を使った製品づくりでは、マフラーやストール、おくるみ、マスクなどが誕生しました。 丁寧に育てられた「おうみこっとん」の綿はやわらかく心地良い肌触りと好評です。 また、代表の澤さんは、以前自宅として使っていた場所を、いなか体験のできる場所「みずほの郷」として一般に開放。 昔ながらの綿加工体験を提供しています。 大量生産・大量消費からの脱却が求められる昨今、丁寧な手作りで製品を生み出す「おうみこっとん夢つむぎ」の活動には温かさとヒントが紡(つむ)がれています。
今回のBIZログは『おうみ未来塾』について。 『おうみ未来塾』は、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートする『淡海ネットワークセンター』が主催。地域社会の課題を発見し、解決のための方策を考え、そのための活動を実践する“地域プロデューサー”が育つことを目指して開講しています。 1999年から始まり、これまで15期にわたって計342名もの卒塾生が。BIZラボで紹介した澤代表もここを受講しています。 企業や行政だけでは解決できないことを市民力や事業力、ネットワーキング力を使って解決する力のある人を“地域プロデューサー”と呼びます。 “地域プロデューサー”が増えれば地域振興、経済発展につもながります。番組でお確かめください。
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