「大津祭の曳山行事」を世界に誇る祭りに ユネスコ無形文化遺産へ
2025年11月11日(火) 19:25
これは、文化庁が11日、発表したもので12月8日から13日にインドで開かれるユネスコ政府間委員会で登録が正式に決定される見通しです。

大津祭は湖国三大祭りの一つで、からくり人形を乗せた13基の豪華な曳山が大津市内を巡行する大津市の天孫神社の祭礼です。江戸時代初期に始まったとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
無形文化遺産への登録は、国がすでに登録済みの「山・鉾・屋台行事」の33件に、他の3件とあわせて新たに追加するようユネスコに申請していて、今回の勧告では、地域コミュニティーの形成に重要な役割を果たしていると評価されました。

大津祭保存会・古谷会長は「先ず、第一歩スタートできた。台に乗ったという感じ。あとは12月を待つということになる。ユネスコに対して恥ずかしくない、世界に対して、日本に対して、滋賀県大津に対して、素晴らしい祭を続けていく。そういうことを念頭に置いて、今後ユネスコに登録されたら頑張っていきたい」と話していました。
滋賀県内の山・鉾・屋台行事では「長浜曳山祭の曳山行事」がすでに登録されていて、「大津祭」の登録が正式に決まれば2件目となります。