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2025年12月17日(水) 19:39

【特集】防ぐ取り組みは― 「ローン・オフェンダー」対策

「ローン・オフェンダー」テロ組織と関わりがない中で過激化した個人のことです。滋賀県警は、対策を強化して前兆となる情報の把握や啓発を続ける一方、専門家は、過激化させない根本的な防止策が必要だと指摘します。
ローン・オフェンダー(LO)は、テロ組織などと関わりがない中で過激化した個人のことです。近年は社会への不安や恨みなどを募らせ、不特定多数に危害を加える事件も発生していて、県警は対策の強化を進めています。

県警は去年5月、本部にLO対策事務局を設置し、今年6月からは各警察署にも対策部署を設けて、情報を集約する態勢を整えました。
11月、県警本部では関係部局が集まって情報共有を図る会議が行われました。
対策強化の背景には、安倍元総理への銃撃事件や岸田元総理への爆発物の投げつけなどがあり、集まった人々にも危害が及ぶ恐れがありました。未然に防ぐことが重要ですが、組織と関連なく個人で動くため前兆の察知が難しいと言います。
県警本部警備1課の下野憲雄・総括管理官は「一つひとつの情報は不審者につながらないことも多いが、いくつか積み重なることによって不審者につながることが過去の例にもある。ゴミ捨て場に大量の薬品の空瓶が捨ててあるとか、近所から頻繁に火薬のような臭いがするとか、工場でもない所で金属音がするとか、普通でないような動きがあれば知らせてほしい」と呼びかけていました。この日は、対策部署に所属する捜査員が毒物や劇物を取り扱う事業所を訪れました。
不審な購入者のチェックポイントなどを伝え、実際に購入しに来た場面を想定した啓発も行いました。

捜査員は、不審な購入があった場合はすぐに警察に連絡するように伝え、事業所の社員は「背の高さとか、どっちに逃げたかというぐらいだが。実際に来た時に、そういう対応したらいいのかなと。あらためて戸締りや盗難などいっそう気を付けないといけない」と話していました。
専門家は、個人を過激化させる背景には経済的な困窮や、家族問題による孤立、宗教や人種による差別などがあると指摘します。

日本大学危機管理学部の福田充教授は「自暴自棄になった状態で無差別に人を殺してしまうような事件が近年増えている。テロや犯罪を起こす原因は何かということをきちんと考えていく必要があると思う。経済的困窮や差別から、社会的に孤立しないように個人を見守っていく。そういった個人をどうやってケアしていくのか発生を防ぐ根本的な対策になる」。 
私たちの安心・安全を守るためにも社会全体で考え、議論していくことが今、求められています。
2025年12月17日(水) 19:25

古墳時代の埋葬施設「粘土槨」 草津市の古墳から見つかる

滋賀県草津市が進めている通称・狐塚古墳の発掘調査で、古墳時代の埋葬施設である「粘土槨」が見つかりました。

「粘土槨」が見つかったのは、草津市野路町にある矢倉古墳群・通称・狐塚古墳です。草津市では、駐車場の造成工事に伴い、古墳の発掘調査を今年9月から行っていて、その過程で今回、「粘土槨」が発見されました。
草津市によりますと、「粘土槨」は、古墳時代前期から中期にかけてみられる埋葬施設の一つで、木棺を収納しそれを粘土で包み保護する構造です。
見つかった粘土槨は、南北5.3メートル・東西2.5メートル。

今回の発掘調査では、粘土槨以外にも円筒埴輪や勾玉も出土していて、粘土槨の構造や出土した遺物から狐塚古墳が古墳時代前期末~中期初頭の古墳であることがわかったということです。
草津市・歴史文化財課の内田菜々子 文化財技師は「これだけ周りが開発されている中で、この古墳だけが残っていて、きれいに粘土槨もしっかり残っているということが調査していて感慨深い。当時それだけ大きい権力を持っている人がいた。今に至るまで発展していったということをイメージしてもらえたら。」と話していました。
今回、発見された粘土槨については12月21日(日)に現地説明会が開かれる予定です。
2025年12月17日(水) 19:03

J3昇格の喜び分かち合う レイラック滋賀 シーズン報告会

悲願の滋賀県初のJリーグ参入を決めたレイラック滋賀。16日夜、草津市内でシーズン報告会が開かれ、関係者やサポーターと喜びを分かち合いました。
シーズン報告会は、自治体関係者やスポンサー、サポーターなどおよそ200人が参加して草津市内のホテルで開かれました。
レイラック滋賀の内林広高社長は「滋賀が一体となってJリーグを目指すということを高らかに宣言させていただいて3年経ちました。3年間で(Jへ)上がると言って本当に3年間で上がれたのは奇跡もたくさん重なりましたけど、みなさんがそれを信じて下さったおかげだ」と挨拶しました。
報告会では、選手たちがサポーターがいるテーブルへ赴き、話をしたり写真を撮ったりするなど、J3昇格を決めた喜びを分かち合いました。

女性サポーター「こちらはとにかく感謝を伝えて、ありがとうって。ここまで連れてきてくれてありがとうっていう気持ちを伝えて、いっしょに喜びました」
男性サポーター「今年のプレーも最高だったけど、(来季は)もっと滋賀県を沸かせてくれるように楽しんでのびのびプレーしてほしい」
チーム得点王の人見選手「嬉しいし、ここに来てくれている方たちは自分達が思っている以上のことをサポートしてくれていると思っているので、良い報告ができたことがすごい良かったと思う」

会場で開かれたトークショーで、キャプテンの海口選手は「シーズン終盤にうまくいかない時に、7番の久保田選手や小野寺選手、ロメロ選手がみんなでバーベキューしようよって。そうやってチームのことを主体的に考えてくれる選手がいたことが一致団結できた要因だったんじゃないかなと思っている」と激闘のシーズンを振り返りました。
J3リーグに昇格したレイラック滋賀は、2月から始まる特別大会・J2・J3百年構想リーグを戦います。
2025年12月17日(水) 18:57

大津市消防職員落下死亡事故 事故の調査結果を公表

去年8月、大津市の中消防署で、消防職員が訓練中に落下し死亡した事故で、捜査機関による捜査が完了したとして、大津市消防局は17日、事故原因などに関する報告書を公表しました。
去年8月、大津市中消防署でロープを使って要救助者を引き上げる訓練を行っていた消防隊員の青木裕樹さん・当時31歳が、ベランダから約4・7メートル下の地面に落下。病院に運ばれましたがその後死亡が確認されました。

この事故で大津区検は、当時、青木さんの上司で訓練を指揮していた隊長を業務上過失致死の疑いで略式起訴していて、大津簡易裁判所は11月26日、罰金50万円の略式命令を出しました。
そして12月17日、捜査機関による捜査が終了したとして大津市消防局は調査結果を公表しました。

報告書によりますと、訓練の中で隊員の体重を支えるオープンスリングと呼ばれる帯状の器具がなんらかの理由で解けたこと、本来、別々の独立した支点を設定するべき2本のロープが同じ支点に設定されていたこと、訓練に参加していた隊長が安全管理員を兼任しており、安全管理に専念する人員を配置できていなかったことなどが、事故の直接的な原因とされました。

大津市消防局では、訓練時の安全管理に関する独自マニュアルの策定や、隊員間での技術・知識の統一を進め、再発防止に取り組んでいくとしています。
2025年12月16日(火) 18:48

新年の気配すぐそこに 大津市の日吉大社で縁起物の準備始まる

今年も残すところ、あと15日。大津市の神社では、参拝者に授与する縁起物の準備が進められています。大津市の日吉大社では、年末年始に約10万人の参拝客を見込んでいます。境内にある参集殿では16日から迎春に向け、参拝者に授与する縁起物の準備が始まりました。

準備されるのは、来年の干支・午があしらわれた魔を破り幸運を射止める破魔矢、商売繁盛・家内安全を引き寄せる熊手、それに、福をすくい取り・集めるとされる福箕です。中でも破魔矢は、1000本以上用意され、16日の作業で巫女の手によって10本ずつの束にまとめられていきました。
日吉大社では、年始の混雑を避けられるよう、縁起物の授与は一足早く12月26日から開始する予定です。
2025年12月16日(火) 18:41

地方観光の活性化も確認 滋賀県で初開催「日韓観光振興協議会」

大津市では15日、日本と韓国の行政や旅行関係者らが集まり、観光分野での協力を進める日韓観光振興協議会が滋賀県で初めて行われました。
日韓観光振興協議会は毎年、日本と韓国で交互に開催されていて、39回目となった今回は滋賀県で初めて開かれ約80人が参加しました。

協議会を主催する観光庁によりますと、滋賀県が今回の開催地となった背景には、彦根城など豊富な観光資源があり、韓国人旅行客に人気の京都や大阪からのアクセスも良く、観光振興への期待が高まっていることがあるということです。

15日の協議会では、持続的な日韓観光交流の拡大や、地方観光の活性化などを実現するための協力が確認され、日本からの記念品として愛荘町の「びんてまり」が韓国に贈られました。
この後、滋賀県の三日月知事や大津市の佐藤市長らも参加して交流会が行われ、日韓国交正常化60周年を締めくくるセレモニーも行われました。

さらに先日、曳山行事がユネスコ無形文化遺産へ追加登録されることが決まった大津祭のお囃子も披露され、観光地としての滋賀の魅力がPRされました。
2025年12月15日(月) 19:18

特殊詐欺 警察官を騙り約1億8600万円の被害

11月、滋賀県草津市の教員の男性が警察官を騙る男などから電話で「詐欺の資金洗浄に関与した疑いがある」などと言われ、現金で約1億8600万円分の暗号資産をだまし取られました。被害を受けたのは、草津市に住む40代の教員の男性です。
警察によりますと、男性は11月15日、警視庁の警察官を騙る男から「あなた名義の口座に詐欺の被害金が送金されている」「捜査をしている秋田県警まで出頭してください」などの電話がありました。
その後、秋田県警の警察官や検事を騙る男らと通信アプリでやりとりするようになり、制服や警察手帳を見せられ、「あなたは詐欺の資金洗浄に関与した疑いがある」「あなたの口座で保有する全ての現金の紙幣番号を確認する必要がある」などと言われ、これを信じた男性は11月27日までに5回に渡り暗号資産を送金し、現金で合わせて約1億8600万円分の暗号資産を騙し取られました。
警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、警察官などを騙り暗号資産の送金を指示するものは詐欺とみて、必ず警察に相談するよう注意を呼びかけています。
2025年12月15日(月) 18:21

パーティー会場出発進行 信楽高原鉄道でサンタ列車が運行開始

信楽高原鉄道は15日から、信楽駅から貴生川駅間で「サンタ列車」の運行を始めました。
専用車両では学生たちがクイズを出したり、歌を歌ったりしてクリスマス気分を高めていました。
初日の15日、信楽駅から認定こども園「ここのっす園」の園児約30人が乗車し、サンタクロースに扮したびわこ学院大学教育福祉学部の学生たちが子どもたちを出迎えました。
サンタ列車には、サンタクロース姿のタヌキが描かれたヘッドマークが設置され、専用車両の中は星や長靴、雪の結晶などの飾り付けがされています。
出発後、園児たちは学生たちと一緒にクリスマスの歌にあわせて、たまご形のマラカスを振りながら合唱したり、「くりすますつりーにつかわれているきはどれでしょうか」などのクイズに答えたりして歓声を上げていました。その後、プレゼントも贈られてうれしそうに受け取っていました。
乗車した園児からは「(列車の雰囲気は)パーティーみたいだった」「楽しかった。(お兄さんお姉さんのサンタ姿は)かわいかった」などと嬉しそうに話していました。
びわこ学院大学教育福祉学部の学生は「緊張の中でのサンタ列車だったが、無事に子どもたちが笑顔で降りてくれて、今まで練習を積み重ねてやってきたので、それが報われた瞬間かなと思った」と話していました。
サンタ列車は信楽駅と貴生川駅間を1日2往復し、12月24日まで運行されています。
2025年12月15日(月) 18:12

毎年恒例 三井寺の歳末助け合い托鉢

大津市では15日、三井寺の僧侶らが街を歩き、浄財を集めて回る「歳末助け合い托鉢」が行われました。三井寺の観音堂には15日朝、僧侶や行者など約20人が集まりました。

読経の後、僧侶らは一列に並んで歩いて托鉢に向かいました。
一行は、ほら貝の音とともに近隣を練り歩き、住民や通りを行く人から浄財を集めて回りました。

毎年恒例となっているこの「歳末助け合い托鉢」は、誰もが安心して新しい年を迎えられるようにと行われているもので、集められた浄財は、大津市社会福祉協議会に寄付される予定だということです。
三井寺 福家俊彦 長史「一番印象的なのは皆さんも頭を下げて入れている。それは本当にありがたいなと思っている。もちろんこちらは頂く側なので感謝しているが、浄財を出されている方も頭を下げてよろしくお願いしますと言ってもらうのが、一番やりがいがあるというか、仲立ちをさせていただいている意義があると思う」と話していました。
2025年12月14日(日) 18:49

クリスマスリースの作品展

草津市の水生植物公園みずの森で、クリスマスリースの作品展が開かれています。

クリスマスリースコンテストに出品された力作17点のほか、草津市内のこども園や保育所の園児たちが飾り付けしたリースなど合わせて約30点が並んでいます。


コンテストでグランプリにあたる草津市長賞・日本フラワーデザイナー協会滋賀県支部長賞には、針葉樹を使って自然感を全面に出して丁寧に制作されたリースが選ばれました。「みずの森園長賞」の受賞作品は、形のバランスが良く、クリスマスの楽しい雰囲気が表現されています。このほか、ホワイトクリスマスをイメージしたものや三日月の形をしたリースなどが展示されています。

展示は今月25日まで行われています。
2025年12月14日(日) 18:07

全国大会出場を決めた水口高校サッカー部をOBが激励

第104回全国高校サッカー選手権大会に29大会ぶりの出場を決めた水口高校。14日、前回出場の先輩たちが母校を訪れ、壮行会が開かれました。

第75回の全国大会に出場した当時の主将、奥田貴男さんや元プロ選手の東崇史さんらメンバー約10人が集まり、選手たちにエールを送りました。

奥田さんは「この選手権という自分たちがつかんだ大舞台は、必ず数年後、数十年後に君たちの大きな財産になる。この大舞台でオレンジ旋風を巻き起こしてくれれば。私たちも楽しみに一緒に応援したい」と話し、激励を受けた梅田旬主将は「伝統ある高校として誇りを持って頑張ります」と応えていました。

選手たちは、メンバーが持参した当時のユニフォームに袖を通したり、パネルに見入ったりして、先輩たちと交流を深めていました。

全国高校サッカー選手権大会は今月28日に開幕します。
2025年12月14日(日) 16:46

サッカー 滋賀県初!レイラック滋賀 悲願のJ3昇格決定

滋賀県初のJリーグを目指すレイラック滋賀は14日、アウェーで3部にあたるJ3のアスルクラロ沼津との入れ替え戦・第2戦に臨み、悲願のJ3昇格を決めました。
ホームでの第1戦を3対2で勝ち、引き分け以上で昇格が決まるレイラックは、前半23分に秋山選手がゴールを奪うなど、1対1で引き分けとなり、2試合合計で4対3となったレイラックは、J3昇格となりました。
2025年12月13日(土) 18:29

新琵琶湖文化館の建設現場でカウントダウンイベント

2027年に開館が予定されている新琵琶湖文化館の建設地では13日、2年前カウントダウンイベントが開かれました。

新しい琵琶湖文化館は大津市浜大津で建設が進められており、13日は2年前をPRするイベントが行われました。

イベントでは、建設現場見学会が行われ訪れた人たちは、巨大なクレーンを用いた工事の手順や、建物が船をイメージしてデザインされたこと、また、船底にあたる曲線部分の施工の難しさについてなどの説明を受けていました。


また建設地のそばでは、滋賀県にまつわる文化を体験できる9つのブースが設置され、県書店組合による書店振興キャンペーンのPRや県麻織物工業協同組合による、製品販売・ワークショップなども行われ、多くの親子連れが訪れました。

新琵琶湖文化館は、2年後の2027年12月の開館を目指しているということです。
2025年12月12日(金) 19:26

近江八幡市で「ヴォーリズ来日120周年記念講演会」

近江八幡市を拠点に活動し、様々な功績を残したウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の来日120周年を記念する講演会が7日、近江八幡市にあるヴォーリズ学園で行われました。
ヴォーリズ氏は、アメリカ・カンザス州レブンワース出身で、1905年に現在の八幡商業高校の英語教師として来日。

以降、近江八幡市を拠点に活動し、建築設計士として数々の建築物を手掛けたほか、教育や出版・医療などの社会貢献活動でも様々な功績を残しました。

講演会では、同志社大学の小原克博学長が登壇し、「愛と平和に満ちた共に生きる社会を目指して」と題してヴォーリズ氏が作詞した同志社大学のカレッジソングに込められた人生観についてや、同志社大学の設立者・新島襄との思想的な共通点などについて講演しました。
2025年12月12日(金) 19:18

安土城考古博物館で「縄文・弥生・古墳時代の出土品」特別展示

滋賀県内の縄文時代から古墳時代にかけての遺跡から出土した土器や、装飾品などの出土品を紹介する特別展示が近江八幡市の安土城考古博物館で行われています。
この特別展示は、安土城考古博物館が滋賀の歴史を知る貴重な資料を多くの人に見てもらおうと企画したものです。
会場には、県内の縄文、弥生、古墳の3つの時代の遺跡から出土した土器や石器、金属製品など約450点が展示されています。


このうち、博物館が所蔵する野洲市の大岩山遺跡から出土した銅鐸は、国の重要文化財に指定されている実物の5点を含む10点が展示されています。

博物館では、「幻の安土城」復元プロジェクトの一環として行われた館内のリニューアル工事で、これまであった考古資料の常設展示が無くなっており、こうした機会に貴重な資料に触れてほしいと話しています。
安土城考古博物館・学芸員の佐藤さんは「第一常設展示室で見てもらっていた資料を改めて数多く展示していますので、多くの方に来ていただいて滋賀県の重要な歴史を考える上でも大事な資料を見ていただきたいと思います」と話していました。
「滋賀の縄文・弥生・古墳時代」の特別展示は、来年2月1日まで安土城考古博物館で行われています。
2025年12月12日(金) 19:14

高校で出前講座 生徒が高齢者の疑似体験

介護について学ぼうと、大津市の高校で体の機能が衰えた高齢者の動きなどを生徒らが体験する出前講座が開かれました。
この出前講座は、介護人材の確保に向けて介護について興味や関心を持ってもらおうと、大津市が市内の中学校や高校に介護施設の専門家らを講師として派遣しているものです。
12日は市内の膳所高校で出前講座が開かれ、1年生の生徒らが高齢者の体の特徴を学ぶため、思うように歩いたり食べ物を飲み込んだりできない高齢者の体の動きを実際に体験しました。

このうち高齢者の疑似体験では、生徒らがゴーグルやヘッドホンなどを身につけてクラスメートに助けられながら校舎内の廊下を歩いたり、階段を昇ったり降りたりしました。
また、食べ物などを飲み込む嚥下の体験では、高齢者によく見られる体を後ろに反らした姿勢でせんべいや飲み物を口に運び、高齢者の飲み込む力の衰えなどを身をもって体験していました。
講師を派遣した大津市の・介護福祉人材確保対策室の担当者は、「祖父母との同居が減ってきている中で、こうした体験を通じて高齢者への接し方などを学んでもらえれば」と話しています。
2025年12月12日(金) 19:07

就職氷河期世代などの就職支援 ミドル世代対象の合同企業説明会

バブル崩壊後の厳しい時期に就職活動を行った就職氷河期世代を含めた中高年層の正社員就職を支援しようと、草津市内で合同企業説明会が行われました。
草津市内のホテルで行われたこの説明会と面接会は、滋賀労働局が主催し、びわ湖放送と滋賀経済産業協会が企画運営したもので、会場には県内の30社がブースを構えました。
就職氷河期世代とは、バブル崩壊後の1990年代から2000年代にかけて厳しい時期に就職活動を行い、非正規雇用など今も厳しい状況にある世代のことで、この説明会と面接会も就職氷河期世代を含めた35歳から59歳の世代の正社員就職支援の一環として行われたものです。

各企業の求人は、この世代に限定した学歴、経験などを問わない正社員就職で、この日は30代後半から50代の130人が会場を訪れ、企業の担当者から仕事の内容や待遇などを聞いていました。
2025年12月12日(金) 18:54

開放的な内装や多目的スペースも 近江八幡市新庁舎の内覧会行われる

近江八幡市で建設されていた市役所の新庁舎がこのほど概ね完成し、メディア向けの内覧会が行われました。
第1工期が完了した近江八幡市役所の新庁舎。12日、メディア向けに行われた内覧会で、その全貌が明らかになりました。
新庁舎は訪れた市民が行政サービスにアクセスしやすいように開放的な作りになっていて、呼び出し用のモニターや多目的スペースなどが設けられています。

また、新庁舎全体で職員個別のデスクが無く、どの机でも自由に業務が出来るようになっていて、職員にとっても働きやすい環境が整えられています。

新庁舎は今の庁舎の隣に立てられており、鉄骨造・地上4階建てで、延べ床面積はおよそ9200平方メートル。総工費は約71億7500万円です。
新庁舎は、来年1月5日から供用開始の予定で、第2工期では旧庁舎を取り壊し、新庁舎のエントランスと駐車場を整備する計画だということです。
2025年12月12日(金) 18:36

大津祭の曳山行事 ユネスコ無形文化遺産登録記念セレモニーに市長ら100人がお祝い

11日、湖国三大祭りの一つ大津祭の曳山行事がユネスコ無形文化遺産に登録されている日本の「山・鉾・屋台行事」に追加登録されることが正式に決まり、その日の夜に記念のセレモニーが開かれました。
13基の曳山が大津市内を巡行する「大津祭」は、大津市にある天孫神社の祭礼として、江戸時代初期に始まったとされ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

2016年、ユネスコ無形文化遺産には、日本の「山・鉾・屋台行事」33件が登録されるも、大津祭は含まれませんでした。
あれから9年―。
悲願であった「大津祭の曳山行事」の追加登録が正式に決定しました。

登録決定を受けて、大津祭曳山展示館では記念セレモニーが行われ、大津祭の関係者をはじめ大津市の佐藤市長ら約100人が集まりました。セレモニーでは、滋賀県書道協会の神田浩山理事長の書による看板の除幕式や鏡開きなどが行われ、お祝いムードに包まれました。

ユネスコ無形文化遺産、日本の「山・鉾・屋台行事」への登録は、滋賀県内では長浜曳山祭に続いて、2件目となります。
2025年12月11日(木) 19:10

介護中の夫を殺害した罪に問われている妻の裁判 妻に懲役2年6ヶ月の実刑判決

今年1月、草津市の自宅マンションで、介護していた夫を殺害したとして殺人の罪に問われている71歳の妻に対し、大津地裁は11日、懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。殺人の罪に問われていたのは大津市に住む無職の女(71)です。
判決などによりますと、女は今年1月、当時住んでいた草津市野路のマンションの自宅で、同居する夫(当時76)の首をひもで締め付け、窒息させて殺害したとされています。
11日の判決で谷口真紀裁判長は、女が2度にわたって被害者の首を絞めた上、こたつの天板を乗せて、被害者を確実に殺そうとした犯行態様は「強固な殺意を有していたと見て取れる」とし、「被害者が多大な苦痛を感じながら死亡した結果が重大である」と指摘しました。
また、急激に悪化した被害者の認知症などで追い詰められて苦しい精神状態に陥ったことなど、一連の経緯に同情できるところも多くあるとしたものの、助けを求めれば手を差し伸べる人がいたことなど、懲役刑を猶予するほど軽い事案であると考えることはできないとして懲役2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
2025年12月11日(木) 18:52

住宅の庭から2人の遺体 50歳の男を死体遺棄容疑で逮捕・送検

10日夜、大津市内の住宅の庭で身元不明の2人の遺体が発見され、この家に住む50歳の男が死体遺棄の疑いで逮捕・送検されました。
死体遺棄の疑いで逮捕・送検されたのは、大津市稲津の無職の男(50)です。
警察によりますと男は、10日午後7時半ごろまでに自宅の庭に2人の遺体を埋めて遺棄した疑いが持たれています。

この家に住む男の高齢の両親と連絡が取れていないことから、12月2日に大津市の職員が警察に安否確認を依頼し、所用の捜査を経て10日、警察が遺体を発見したということです。

遺体は白骨化していて、少なくとも死後数年は経っているとみられるということです。警察では、遺体は男の両親とみて身元の確認を急いでいます。
近くに住む人は―「あまりに突然で信じられない」「びっくりしたと言うしかない。」などと話していました。なお警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。
2025年12月11日(木) 18:48

近江八幡市長選 新人 竹尾耕児市議が出馬表明

来年4月に行われる近江八幡市の市長選挙に、近江八幡市議会議員の竹尾耕児さんが10日、出馬を表明しました。近江八幡市長選挙に無所属で出馬を表明した新人の竹尾耕児さんは、近江八幡市出身の42歳。2015年に市議会議員に初当選して現在3期目で、保護司を務めています。

現市政について、説明責任が十分果たされていない行政運営が続いてきたと指摘。市長は市政の課題を自分事として捉えることが大切だとし、学用品購入などの教育費軽減策や既存の施設を活用した公設フリースクールの設置、JR近江八幡駅の南北について若者をターゲットにした活性化を目指すことなどを掲げました。

なお市長選には、すでに現職の小西理さん67歳が立候補を表明しています。近江八幡市長選挙は、来年4月12日に告示、19日に投開票が行われます。
2025年12月11日(木) 18:42

冬の高速道路の安全を確保 彦根市で雪氷対策作業の出動式

冬本番を迎える中、高速道路の安全な交通を確保しようと、雪氷対策作業の出動式が11日、彦根市で行われました。
中日本高速道路では、11月15日から来年3月31日までを雪氷対策作業期間と定め、安全な交通を確保するために、除雪作業や凍結防止剤の散布作業などを行っています。

11日、名神高速道路の彦根インターチェンジでは、中日本高速道路の職員や滋賀県警高速隊の隊員ら約260人が出席する出動式が行われました。式の前には、作業の安全祈願としてお祓いや玉ぐしの奉納などが行われ、高速道路の利用者と作業関係者の安全を祈りました。

その後の式では、除雪車に乗り込んだ作業員らによって車両の動作が点検され、号令を合図にパトロールカーを先頭に高速道路へと出発していきました。
中日本高速道路彦根保全サービスセンターでは期間中、管轄する名神高速道路と北陸自動車道の区間で、最大428人を動員して除雪作業などを行える体制を整えているということです。
中日本高速道路彦根保全サービスセンター・宇都宮尚史所長は「冬の高速道路では突然雪が降ってくることがあるので冬用タイヤなどを装着して早めの準備をしていただければと思う。」「出発前にあらかじめ天気予報や交通情報などを確認してもらって、場合によっては外出を控えていただくといったご協力をお願いしたいと思う」安全への備えを呼び掛けていました。
2025年12月11日(木) 18:37

ユネスコ無形文化遺産「大津祭の曳山行事」追加登録が正式決定

湖国三大祭りの一つ大津祭の曳山行事がユネスコ無形文化遺産に登録されている日本の「山・鉾・屋台行事」に追加登録されることが正式に決定しました。
日本時間の11日午後2時半ごろ、インドで開かれたユネスコ政府間委員会で登録が正式に決定されると、大津祭曳山展示館は歓声に包まれました。

13基の曳山が大津市内を巡行する「大津祭」は、大津市にある天孫神社の祭礼として江戸時代初期に始まったとされ、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

ユネスコ無形文化遺産には2016年、日本の「山・鉾・屋台行事」として33件が登録されていますが、今回、茨城・新潟・富山の3件とともに「大津祭の曳山行事」の追加登録が決定しました。滋賀県内では、長浜曳山祭に続いて2件目となります。

大津祭保存会・古家弘巳会長は「9年間待った甲斐があった。これで世界に羽ばたける大津祭という感じになった。世界の人に見ていただける祭にしていく。素晴らしい曳山に育てあげていくことが1番肝要かと思っている。」と話していました。
2025年12月11日(木) 01:19

住宅の庭から2人の遺体 住民の男を死体遺棄疑いで逮捕

10日、大津市内の住宅の庭で、身元不明の2人の遺体が発見され、この家に住む50歳の男が、死体遺棄の疑いで逮捕されました。警察によりますと男は、10日午後7時半ごろまでに自宅の庭に、2人の遺体を埋めて遺棄した疑いが持たれています。この家に住む男の高齢の両親と連絡が取れていないことから、2日に大津市の職員が警察に安否確認を依頼し、所用の捜査を経て、10日に警察が遺体を発見したということです。遺体は白骨化していて、少なくとも死後数年は経っているとみられるということです。警察では、遺体は男の両親とみて身元の確認を急いでいます。なお警察は、捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。

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