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FM滋賀
びわ湖放送
綾羽
テレビ番組(びわ湖放送) 放送日:毎月第3土曜日18:15~18:30
ラジオ番組(エフエム滋賀) 放送日:毎週木曜日13:30~13:55

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第30回放送 
9月20日 土曜日 18:15~18:30 放送予定

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第29回放送 甲賀市信楽町

信楽にはかつて、幻の都とも称される「紫香楽宮」がありました。
聖武天皇がこの地に都を造営したのは大仏建立のためだと考えられています。
東大寺の大仏よりも前のことです。
また信楽は焼物の産地であり、日本六古窯の一つとしても全国的に知られています。
400万年前のこの地域には琵琶湖(古琵琶湖)がありました。

信楽焼は、そこに堆積した土を使用することで独自の焼物に発展しました。
信楽の人々は、そんな自然の恵みに感謝し、毎年7月に、松明を愛宕山山頂に奉納する「しがらき火まつり」を行います。
こうした、甲賀市信楽の歴史と伝統を、美しい映像と共にお届けします。

琵琶湖周辺の山々に 蓄えられた水は、小さな流れとなって下流に進み、周りの流れと合流しながら琵琶湖に集まります。
琵琶湖は、日本最大で、世界でも4番目に古い古代湖です。そこには、60種以上の固有種を含め多くの生き物が暮らし、その周辺にも多種多様な動植物が生息します。
琵琶湖に注ぎ込む川は、肥沃な土砂を運び、土地を潤し、私たちの暮らしに恵みを与えてきました。その「森」「川」「里」「湖」に育まれた漁業や農業の仕組みは、世界農業遺産にも認定2022年)された貴重なものです。
びわ湖放送とエフエム滋賀が共同制作する「琵琶湖まんだら」は、世界に誇る自然環境とその周辺に広がる人々の暮らしや文化の魅力と大切さをテレビとラジオで紹介する番組です。
科学技術の発達は、私たちの生活を便利で豊かなものにしてきましたが、その行き過ぎた活動が、今、環境や生態系に大きな負荷をかけています。
「琵琶湖まんだら」は、2009年に滋賀経済同友会が地球温暖化と並ぶ課題「生物多様性保全」に取り組む研究会発足時に提唱された言葉です。
その広報冊子には、宗教学者である山折哲雄氏の言葉が添えられています 。

中央に琵琶湖を抱く滋賀県では、生命の源である「水」との係わりを通して、独自の「食」や「文化」や「祈り」の「かたち」が生まれ受け継がれています。
その多様な姿に光をあてる「琵琶湖まんだら」は、次代への道標となることを願い制作します。