2025年11月11日(火) 19:40
近江鉄道「ドクターガチャコン」デビュー AI解析で安心・安全に
新幹線のお医者さんと呼ばれるドクターイエローはよく知られていますが、近江鉄道では線路の異常を見つける黄色い車体の「ドクターガチャコン」がこのほどお目見えしました。
八日市駅で開かれた出発式には、近江鉄道線管理機構の南川喜代和・代表理事や近江鉄道の藤井高明社長が出席し、テープカットが行われました。
近江鉄道・藤井社長は「この先もどうか長い間かわいがって頂ければと思う。安全・安心に取り組んで、これからも選び続けて頂く鉄道会社として努力を続ける」と挨拶しました。
近江鉄道によりますと、この車両は西武鉄道の池袋線や新宿線で走っていたものを購入したもので、乗客を乗せて運行しながら、車両前面に取り付けられたカメラで線路のゆがみや部品の状態を撮影することができます。
そして、その映像をAIで解析することで異常を早期に発見できるということです。
この日は、近くの市立中野むくのき幼児園の園児約60人が招かれ、さっそく臨時電車として運行された「ドクターガチャコン」に乗車しました。
名称は、その走行音から近江鉄道の愛称ともなっている「ガチャコン」にちなんでつけられました。
営業運転は11月18日からで、11月30日までは、デビュー記念のヘッドマークを掲示して走るということです。