2025年7月29日(火) 18:47
冷凍庫から女性の遺体 被告3人起訴内容認める
今年4月、長浜市の住宅で冷凍庫から女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄や死体遺棄ほう助の罪に問われている夫ら3人の初公判が28日、大津地裁で開かれました。
3人はいずれも、「間違いありません」と起訴内容を認めました。
死体遺棄の罪で起訴されているのは、亡くなった女性の夫(63歳)。
死体遺棄ほう助の罪で起訴されているのは、長浜市四ツ塚町の男(72歳)と、息子(49歳)です。
起訴状などによりますと、2020年9月7日頃、夫は妻(当時53歳)が亡くなったことを知りながら、長浜市四ツ塚町にある親子の自宅の冷凍庫に、今年4月2日まで4年以上にわたって遺体を放置したとされています。
また、この親子はその間、冷凍庫の電気代を負担し、周辺に消臭剤をまくなどして、夫の死体遺棄を手助けしたとされています。29日の初公判で3人は、いずれも「間違いありません」と起訴内容を認めました。
また検察側は冒頭陳述で、亡くなった女性は金銭トラブルをきっかけに親族から暴力を受けていて、夫は定期的に家に来ていた母親のヘルパーに女性のあざが見つかることを恐れ、親戚である親子の家に女性を住まわすようになったと指摘。
その後も女性は、親族からの指示を受けた親子から暴力を受け、容体が悪化し死亡したとしました。死因はわかっていません。
次回の公判は、9月16日に行われる予定です。