2025年6月21日(土) 19:06
大津市・西教寺で色鮮やかな4000個の風鈴参道
大津市の西教寺では、4000個の風鈴が飾られた「風鈴参道通り抜け」が21日から始まり、涼やかな音色を響かせています。西教寺の風鈴参道は、2021年に蔓延していた
新型コロナウイルスの邪気をはらおうと始められ、本堂前から石階段下までの約50メートルにわたって様々な色の風鈴が彩ります。今年は去年より1000個多い4000個の風鈴が設置されました。
西教寺によると、風鈴のルーツは寺院にある風鐸で、疫病を運ぶと考えられていた風を、音をたてることで邪気を払い、風鐸の音が聞こえるところは聖域として災いが起こらないと伝えられてきました。江戸時代に暑気払いや魔除けとして「風鈴」に名前を変え、一般に定着したといわれています。
また、初日のこの日は、西教寺の武田圓寵 貫首によって、災いを除き、福を招く「除災招福」の願いを込めた法要が営まれました。風鈴参道は、9月21日まで行われています。