2025年6月20日(金) 23:16
醒井養鱒場のイワナ 「レッドマウス病」を確認
滋賀県は米原市にある「醒井養鱒場」で飼育しているイワナ。約1万匹が死に、魚の特定疾病である「レッドマウス病」が確認されたと発表しました。国内2例目だということです。
「レッドマウス病」の陽性が確認されたのは、米原市にある醒井養鱒場で養殖されているイワナの稚魚です。県水産課によりますと、先月20日ごろから末にかけてイワナの稚魚の飼育棟の中にある10の水槽のうち、1つの水槽で約1万匹が死んだということです。レッドマウス病は、サケ科の魚に感染する特定疾病に指定されていて、養鱒場ではこの建物で養殖されていた残り約34万匹を20日に殺処分したということです。
県によりますと、「レッドマウス病」の発生は2015年に、石川県で確認されて以来、2例目だということですが、人にかかることはなく、仮にこの病気にかかった魚を食べても人体に影響はないとしています。なお、醒井養鱒場では、ビワマスなど他の場所の魚も簡易検査をしましたが、陰性だったということです。県は、引き続き調査を行い感染原因の究明に努めるとしています。