立憲民主党の滋賀県連が１８日会見を開き、１７日党本部が参議院議員選挙・滋賀県選挙区の候補者の公認内定を取り下げると発表したことを了承するとしました。
今後、国民民主党との一本化に向け、具体的な方法について協議します。
立憲民主党滋賀県連は昨夜、幹事会を開き、党本部が参院選・滋賀県選挙区の公認内定を取り下げるとした決定を了承することを確認したということです。

立憲民主党・滋賀県連の今江代表は「我々も当初から自民党に対抗するために一本化するという必要性は認識をしていましたので。それが県民の期待に応える道であることはずっと思いは一緒でしたので」と述べました。

立憲民主党から出馬を予定していた県議会議員の佐口佳恵さんは「今回の判断に私としては不満は一切ありません。とにかく滋賀県で（票を）割っては意味がありません。連合発祥の地であり、（国民とは）きょうだい政党なので割りたくない。」と話していました。

今後、立憲民主党県連は、国民民主党県連と一本化に向けた具体策について協議していく方針です。
立憲民主の擁立取り下げを受け、国民民主党・滋賀県連の河合代表は「やはり自公の候補者に勝つ体制をつくることが大事なので、（立憲の）力を借りなければその状況にならない。力を合わせてもまだ相手のほうが強いのではないかという思いを持っているので、それでも勝ちに行く。力を合わせてやれるように誠心誠意お願いしたいと思う。」と述べました。

なお、この夏の参議院議員選挙・滋賀県選挙区には、いずれも新人で、
●自民党が、前守山市長の宮本(みやもと)和宏(かずひろ)さん５３歳を、●日本維新の会が、元新聞記者の岡屋京佑さん３２歳を、●国民民主党が、中小企業診断士の堀江明さん３８歳を、●共産党が、党県委員の佐藤耕平さん４３歳を、●参政党が、内装業の中田あいさん４６歳を、●ＮＨＫ党が、警備員の菅原良雄さん４７歳を擁立することをそれぞれ発表しているほか、●無所属で、元小学校教諭の藤井隆一さん６０歳が出馬を表明しています。

台湾や中国などが原産のハチ「タイワンタケクマバチ」が湖東地域を中心に生息域を拡大しています。竹ぼうきなど乾いた竹に巣を作るため、ハチに刺されないよう専門家が注意を呼び掛けています。
タイワンタケクマバチは、体長およそ２センチの黒色のハチです。本来は日本には生息せず、台湾や中国などに分布していましたが、輸入される竹製品に混じって日本にやってきたといわれています。
２００６年に愛知県や岐阜県で初めて発見され、県内では２０１７年に野洲市で発見されています。
動物生態学が専門で多賀町立博物館の大関学芸員によりますと、彦根市や愛荘町・近江八幡市などでも確認されているということです。

針を持っているのは、メスのみで積極的に人を襲うことはないということですが、刺されると痛みや患部が腫れるなどの症状が現れます。
毒性は弱くスズメバチに比べアナフィラキシーショックの可能性は低いということですが、体調や人により症状に差があるため注意が必要です。

５月から６月にかけ、枯れた竹に１センチほどの穴をあけて繁殖用の巣を作り、幼虫は８月ごろに成虫になるということです。また竹ぼうきにも巣を作ることもあり、刺されないよう注意が必要です。
多賀町立博物館の大関佑弥 学芸員は「ちょうど今の時期に産卵の時期になっていまして、外に立てかけてある竹箒ですとか、竹材に穴をあけにやってくる時期ですので、そういった様子が見られるかもしれないので、注意していただけたらと思います」と話していました。

１８日も滋賀県内は厳しい暑さに見舞われ、東近江市や大津市などで３５度を超える猛暑日となりました。
１８日の県内の主な地点の最高気温は、東近江で３６．２℃、大津で３５．８℃、甲賀市土山で３５．５℃を記録するなど、各地で３５度を超える猛暑日となり、県内９つの観測地点のうち、８地点で今年最高気温を観測しています。

びわ湖放送が各地の消防に取材したまとめによりますと１８日午後４時現在、県内で熱中症とみられる症状で１４人が救急搬送されたということです。
彦根地方気象台によりますと、１９日も県内は高気圧に覆われて気温が上昇する見込みで、こまめな水分補給やエアコンを使用するなど熱中症に注意するよう呼びかけています。

滋賀県東近江市の道の駅あいとうマーガレットステーションで６月１５日、メロンの直売などを行う「あいとうメロンまつり」が開かれました。
午前９時の開店前に店の外にまで行列が出来るなど、メロンを買い求める多くの客でにぎわう店内。

「あいとうメロンまつり」は、地元のメロン農家で作る上岸本温室組合などが毎年この時期に、あいとうメロンをＰＲしようと開いているものです。
東近江市愛東地域の特産で、糖度が高く口当たりの良さとさわやかな香りが特徴の「あいとうメロン」

この日は、１０００個のメロンが用意されましたが、組合によりますと今年は例年に比べて出来栄えも良く、大きさも甘さも申し分ないという事です。
組合によりますと、あいとうメロンはこれからが収穫のピークで、お盆の頃までシーズンが続くという事です。

滋賀県草津市の高校では、１７日朝、登校してきた生徒らに自転車のマナーアップを呼びかける啓発活動が行われました。
草津東高校で行われた啓発には、警察官や交通安全協会の会員など、およそ２０人が参加しました。
草津東高校は自転車通学の生徒が多く、１７日朝は、警察官らが登校してきた生徒らにリーフレットやストラップといった啓発品を手渡しながら、交通ルールの順守とヘルメットの着用を呼びかけました。

草津警察署管内では、今年に入って先月末までに１９５件の交通事故が発生していて、うち約３割にあたる５５件が自転車が関連した事故だったということです。
また県警によりますと、県内全体では１８８件の自転車が絡む事故が発生していて、４人の死者が出ています。４人ともヘルメットは着用していなかったということです。

草津署交通第１課・中野賢一課長は「草津管内でも高校生の自転車の事故が発生しているので、防止のための啓発を行いました。自転車は便利な乗り物だが非常に危険な乗り物でもある。自転車に乗るときは交通ルールを守って、しっかりとヘルメットを被って運転してほしい」と呼び掛けていました。

１６日夜から１７日朝にかけて、住民が寝ている間に家に侵入され、現金などが盗まれる事件が長浜市内で相次いで発生していたことがわかりました。
被害があったのは、滋賀県長浜市小谷丁野町の３軒の住宅です。
警察によりますと、１６日午後５時から１７日午前７時ごろにかけて、リビングなどに置いていた現金あわせて約１８万円のほか、キャッシュカードや財布・かばんなどが盗まれたということです。

昨夜は暑くて窓を開けていた家もあり、住民が寝ている間に施錠されていない窓から何者かが侵入したとみられています。警察では、同一犯の犯行とみて捜査を進めるとともに、窓にもカギをかけることを呼び掛けています。

コメの価格高騰を受け放出された政府の備蓄米の販売が、県内小売最大手の平和堂でも一部の店舗で始まりました。今回販売されたのは２０２２年産の古古米で、１袋５キロ・税込み２１３９円です。
平和堂によりますと、備蓄米は随意契約で１０００トン調達しているということです。草津市のアル・プラザでは開店前に約８００人が長蛇の列をつくりました。

列が伸びたため、開店時間を１５分早めた午前９時１５分。待ちわびた客が次々と入店し、整理券と引き換えに１家族につき１袋の備蓄米を店舗のスタッフから手渡しで受け取っていました。
平和堂では１６日は、この店舗を含む県内２店舗に加え、近畿・北陸・東海エリア合わせて２２店舗で備蓄米の販売が行われました。

アル・プラザ草津 川村正樹支配人は「我々の予想を上回る方に並んでいただきましたので、その期待に応えられるように今後もしっかりやってまいります」と話していました。
平和堂によりますと、この店舗では開店から約２０分で用意していた整理券１０００枚の配布が終了したということです。今後は、準備が整い次第、平和堂グループの全ての店舗で順次、備蓄米を販売するということです。

この夏の参議院議員選挙について、立憲民主党は予定していた滋賀県選挙区の候補者の出馬を取り下げると発表しました。
１７日、立憲民主党の大串博志代表代行が記者会見で発表したもので、立憲民主党は去年１２月に夏の参院選・滋賀県選挙区には県議会議員の佐口佳恵さん・５１歳を擁立するとしていました。

本部の滋賀県選挙区出馬取り下げ決定を受けて、立憲民主党滋賀県連は１８日に会見を開くとしています。
夏の参院選・滋賀県選挙区については、連合滋賀が国民民主党の候補予定者を推薦するとし、立憲民主党と国民民主党の候補者の１本化を求めていました。
なお、この夏の参議院議員選挙・滋賀県選挙区には、いずれも新人で、
自民党が、前守山市長の宮本和宏さん５３歳を、
日本維新の会が、元新聞記者の岡屋京佑さん３２歳を、
国民民主党が、中小企業診断士の堀江明さん３８歳を、
共産党が、党県委員の佐藤耕平さん４３歳を、
参政党が、内装業の中田あいさん４６歳を、
ＮＨＫ党が、警備員の菅原良雄さん４７歳を擁立することをそれぞれ発表しているほか、
無所属で、元小学校教諭の藤井隆一さん６０歳が出馬を表明しています。