2025年6月26日(木) 19:00
6月1日から義務化 職場での熱中症対策を呼びかけ
夏場の猛暑が年々厳しくなる中、6月から職場の熱中症対策が義務化されました。26日朝、大津市内で滋賀労働局らによる周知活動が行われました。
大津市のJR石山駅前では、滋賀労働局と大津労働基準監督署の職員4人が通勤途中の人にウェットティッシュを配って呼びかけを行いました。
厚生労働省は、熱中症による作業者の重篤化を防ぐために労働安全衛生規則が改正し、事業者に対して6月から職場での熱中症対策を義務化しました。熱中症の早期発見のための体制整備や、重篤化を防ぐ措置の実施手順の作成、そして関係作業者への周知を義務づけています。
違反した場合、事業者に対し6ヵ月以下の拘禁刑または、50万円以下の罰金が科されます。
滋賀労働局によりますと、去年、県内で職場での熱中症による労働災害は10件発生し、過去10年間で2番目に多くなったということです。