2025年8月12日(火) 18:30
8月27日は世界湖沼の日 企画展「淡水魚から見る世界の湖沼」
新しく制定された8月27日の「世界湖沼の日」にちなみ、滋賀県立琵琶湖博物館では今、世界の湖沼に住む魚や標本の展示が行われています。
琵琶湖博物館の企画展「淡水魚から見る世界の湖沼」は、人の活動の影響を受けやすい淡水魚を通して、世界の湖沼の特徴や、抱える問題について知ってもらおうと企画されました。
湖の水質汚染の影響で、数が減っているとされているアメリカの五大湖などに住むタラ科の仲間の「ロタ・ロタ」の展示や、
農業用水の利用などにより1960年代から約6分の1まで面積が縮小した中央アジアに位置するアラル海の、「アラルトミヨ」も展示されています。
他にも、京都大学に所蔵される約100年前の標本など、様々な魚と出会うことができます。
琵琶湖博物館の川瀬成吾主任学芸員は「どの湖も人の暮らしがあって、人の関係性で水が汚れてしまったり、外来種の問題があるので共通点や相違点を知ってもらえたら良い」と話していました。
琵琶湖博物館の企画展「淡水魚から見る世界の湖沼」は、9月28日まで開かれています。