東近江市では、体験を通して戦争の悲惨さを知り、平和への願いを育んでもらう「平和の学校あかり」が、7日スタートしました。「平和の学校あかり」は、東近江市の平和祈念館が、2012年に開館してから毎年行っているもので、今年度の初日となる7日は、小学4年生から中学2年生までと、その保護者、合わせて25人が参加しました。7日のテーマは「戦時食」。参加者は、戦時中、米の代用食とされていたサツマイモの苗植えを行いました。ボランティアの戦時食グループから、「小学校のグラウンドも畑として使われていた」などの説明もあり、参加者は戦時中のことを思いながら、優しく苗を植えていました。さらに、野草探しにも挑戦。平和祈念館のすぐそばで、タンポポやヨモギなど「食べられる野草」を探しました。戦時食について学んだ参加者は「過酷だと思った。生きるためには草でも食べないとダメだったんだと思った。」などと感想を話していました。
最後は、戦時中のおやつを試食。うどんを油であげた「うどんかりんとう」や、小麦粉を水で練って焼いた「ふなやき」などを味わいました。今年度の「平和の学校あかり」は、10月まで開催が予定されていて、テーマ毎に参加者を募集しています。