県平和祈念館 企画展「記憶の中の戦場・中国」
2025年6月28日(土) 18:44

企画展では、日中戦争などに兵士として赴いた滋賀県出身者が、心のよりどころにしていたふるさとからの手紙や、戦地での生々しい体験談を記したパネルなどが展示されています。


妊娠している妻を残して戦地に赴いた兵士が、妻の身を案じて送った手紙をはじめ、生まれてきた子どもが絵を添えて「オトウサン ゲンキデスカ」と記した手紙が並んでいます。またパネルには、アメリカ軍機の攻撃を受けて戦友が即死したことや、けがを負って助けを求めている戦闘の悲惨な状況が記されています。このほか戦死を知らせる死亡告知書なども展示されています。

「記憶の中の戦場・中国」は12月14日まで開かれていて、7月27日には学芸員による展示説明も行われます。