障スポ運営ノウハウをつなげ 青森県と新たな連携事業
2025年7月31日(木) 00:10



会見で、両知事は、障スポ大会の運営のノウハウを継承するため、今年、滋賀県で開かれる大会に、青森県から、職員や視覚障害者むけの実況を行うアナウンサーらを派遣することを明らかにしました。また、さらに来年、青森県で開催される大会に、大会を経験した滋賀県の職員や、手話通訳者らを派遣するということです。これは、三日月知事からの提案を、青森県側がうけたもので、開催を終えた県が、 次の大会開催県と連携するのは、初めての試みだということです。

三日月大造知事は「大会開催を経てその経験を開催した県から次開催する県に派遣する形が効果的ではないかと考えている」とし、青森県の宮下宗一郎知事は「滋賀県の経験を私たちに生かせることは大変貴重な機会をいただいたと思う。滋賀県と連携した、これらの事業をできれば次の開催県にも着実につなげていく、ここまでが青森県の仕事だと思っている」と話しました。
障スポ大会でこのような連携が行われる背景には、天候の悪化による突然のスケジュール変更への対応などで、より細やかな大会運営が必要なことがあります。この他、来県者に対するもてなしについても、簡単な手話を使うためのリーフレットやポスターの準備などを連携して進めているということです。