竜王町が病児保育室を8月開所
2025年7月31日(木) 00:17


竜王町は、医療機関と提携し、町内在住などの条件を満たす生後6か月から就学前の子どもを対象にして、病気にかかった時や回復期に預けることができる病児保育室を8月に開設します。

この日は、医師や看護師ら関係者が集まり、施設見学や事業内容の確認などが行われました。町立竜王こども園内の一室60平方メートルを病児保育専用にして、仕切りや空気清浄機、ベッドなどが設置されています。保育士1人と看護師1人が対応し、定員は3人で、平日午前8時半から午後5時まで実施します。

町によりますと、2023年度に病児・病後児のための保育施設の需要について調査したところ、就学前児童の保護者のうち回答のあった75・2%が利用したいとし、2018年度と比較すると、31・8ポイント増加していました。共働き世帯の増加やコロナ禍などが背景にあるということです。提携する医療機関の医師も、診療の過程で病児保育に関する相談を受けていて、その必要性を肌で感じると話します。
利用には登録が必要で、現在、申請を受け付けているということです。