アニメ・映画の専門職大学 設置が中止に
2025年7月31日(木) 00:28

彦根市は、「映画のまち彦根」を進めていこうと、市が誘致し、開校を目指していた映画やアニメの専門職大学の設置が中止となったことを発表しました。

彦根市で、映画やアニメなどの制作を学ぶ専門職大学の設置を進めていたのは、学校法人・吉田学園です。彦根市と吉田学園は、おととし3月に基本合意書、去年6月に、協定書を交わしています。

しかし、今年に入って事業が進んでいるように見受けられなかったことから、5月に就任した田島市長が先月、吉田学園と面談し、現状を確認したところ、このまま進めることが困難ということで、今月24日に吉田学園から基本合意と協定を解除したい申し出があったということです。

建設予定地は、当初、JR稲枝駅近くの民有地が考えられていましたが、去年6月の時点で、JR彦根駅東口から徒歩6分の市の土地を基本とすることになっていました。今後、この土地について、田島市長は、様々な関係機関と協議しながら有効活用を考えていきたいとしています。
なお吉田学園の吉田東吾理事長は、「このような結果になったことは誠に遺憾ですが、映画制作をはじめとしたコンテンツ産業の分野において、今後も彦根市との協力関係を築いていきたい」とコメントしています。