近江八幡市 給食センターの設計・施工会社などに8000万円の損害賠償を請求
2025年8月12日(火) 18:09

2013年7月、近江八幡市では初となる給食センターが完成しました。しかし3年ほど経った2016年ごろから地下の配管に劣化が見つかり、学校の長期休暇に合わせて修繕工事が続けられてきました。

さらに2022年には、専門家の調査で「劣化が経過年数に見合わず、設計・施工に問題があった可能性が高い」という指摘があったことから、市は設計・施工を行った大木建設・NTTファシリティーズ・アイホ―の3社とその共同企業体に対して、補修や損害賠償の支払いを求める民事調停を行っていました。
調停は7月10日までに10回行われましたが、和解の糸口が見えないことから、市は3社に対し、見込まれる損害総額の約半分にあたる8000万円の損賠賠償などを求めて、8月7日付で大阪地裁に提訴したということです。
なお、市では、補修工事に加え、根本原因を解決するための設備更新工事を、提訴した3社とは別の業者に委託して進めているということです。