障スポ・競技紹介「フライングディスク」「卓球」
2025年10月24日(金) 19:18
障スポのフライングディスクは、身体障害や知的障害のある選手が出場し、樹脂製の円盤を投げる競技です。円形のゴールを狙うアキュラシーと、飛んだ距離を競うディスタンスがあります。去年の佐賀大会にも出場した東近江市の辻村定好選手は、脳出血からのリハビリの中でフライングディスクに出会いました。
辻村選手「フライングディスクにハマったのは、自分の障害でもできたから。歩けなかったが右手だけでできた。これなら自分でもできる。大好きなスポーツをしたい希望があった。ホップ・ステップ・ジャンプの3年計画があって、(前々回の)鹿児島がホップ、(前回の)佐賀がステップ、そして今年の滋賀で何としてもジャンプがしたい。わたSHIGA輝く障スポ、なので自分が輝きたいと思っている」
フライングディスク競技は25日から甲賀市で開催されます。
障スポの卓球には一般の卓球のほか、STT・サウンドテーブルテニスが含まれています。STTとは、視覚障害のある選手が、金属の球が入ったボールの音を頼りにラバーのないラケットで打ち合う種目です。彦根市に住む阿部亮介選手は、生まれつき視力が弱く、県立盲学校の中学部に通っていたときに卓球と出会いました。
阿部選手「初めてSTTをした時に、アイマスクを着けてもラリーができた。先生に褒められたのが嬉しくてずっと続けるきっかけになった。球の音・相手の声・足音を頼りにイメージして打ち合うが、イメージとラケットにボールが当たる現実が重なったときが、気持ち良くて楽しい。障害があっても頑張っていると皆さんに伝えられたら。滋賀障スポに出るからには、金メダル・優勝目指して頑張る」
卓球競技は25日から野洲市で開催されます。