湖東記念病院国賠訴訟 国に賠償求める控訴審始まる
2026年1月29日(木) 18:36
元看護助手の西山美香さん45歳は、2003年に東近江市の湖東記念病院で入院患者を殺害したとして、殺人の罪で懲役12年の実刑判決を受け服役。その後2020年に、やり直しの裁判=再審で無罪が確定しました。
西山さんは、県警や検察の違法行為により、殺人犯の汚名を着せられたとして、国と県に合わせて5500万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしました。
そして去年7月、大津地裁は警察官による違法な取り調べがあったとし、県に対し約3100万円の賠償を命じる判決を下しました。一方、大津地裁は検察には調書に虚偽があったことは判断できなかったため違法性はないとし、国への請求は棄却していました。

大津地裁の判決を受けて、西山さんの弁護団は国への請求が棄却されたことを不服とし、国のみを相手取って控訴。29日、大阪高裁で控訴審が始まりました。
この裁判で冒頭、控訴人の西山美香さんは「私はこの事件で検察官がしたことのうち、再審開始決定に対して特別抗告をしたことがもっとも許せないと思っています。」「裁判所は冤罪被害者の立場に立って判断してほしいです。」と話しました。

次回の裁判は、3月17日に行われる予定です。