保護司殺害事件初公判 被告の男起訴内容を認める 弁護側は心神耗弱状態を主張
2026年2月17日(火) 19:28
殺人の罪などに問われている男の裁判員裁判の初公判が17日に大津地裁で開かれ、男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。弁護側は「心神耗弱状態だった」と量刑を争う方針です。
殺人などの罪に問われているのは、大津市の無職・飯塚紘平被告・36歳です。起訴状などによりますと、飯塚被告は執行猶予判決を受け保護観察中だった24年5月、大津市内の住宅で飯塚被告の更生を支援する担当保護司だった新庄博志さん・当時60歳の胸や首をナイフや斧で突き刺したり、斬りつけるなどして殺害したとされています。
裁判が行われる大津地裁には、傍聴席50席に対し134人が傍聴券を求めて列をつくりました。

17日の初公判で、飯塚被告は「間違いありません。」と起訴内容を認め、「守護神様の声に従ってやりました」と話しました。
弁護側は、飯塚被告は中学生のころから聞こえ始めた「守護神様の声」に支配された幻聴の影響で、心神耗弱状態だったと量刑を争う方針です。

一方で検察側は冒頭陳述で、仕事が長続きせず自暴自棄になった被告が「新庄さんを殺害し、保護観察制度に打撃を与えようと思った」と指摘。完全責任能力があり減刑されることはないと述べました。

17日の裁判には、同じく新庄さんが更生支援を担当していた男性も傍聴に訪れました。

裁判は18日も行われ、飯塚被告に対する被告人質問が行われます。