日野町事件 第1回目の3者協議 検察側は立証方針示さず
2026年3月26日(木) 18:38
この事件は、日野町で酒店を経営していた当時69歳の女性が殺害され金庫が奪われたもので、阪原弘さんが強盗殺人の罪で起訴されました。
阪原さんは裁判で無罪を主張していましたが、無期懲役が確定し2011年、服役中に75歳で病死しました。
再審は、阪原さんの遺族が申し立てたもので、2度目の再審請求で大津地裁に続き、2023年に大阪高裁も再審の開始を認める決定を出し、2月に最高裁で確定しました。
25日の3者協議は非公開で行われ、終了後に会見を開いた弁護団によりますと、検察側は焦点となっている有罪の立証をするかどうかを明らかにしませんでした。

一方、弁護側は検察側に対し有罪立証しないように強く求めたということです。
また裁判長から迅速に審理を進めたいとする意向が示され、改めて弁護側は検察側に方針を出すように申し入れたということです。
会見で、弁護団の石側亮太弁護士は「裁判所がここで迅速という言葉を用いるのは良いこと。最大の注目点は、検察庁がそれでもなお有罪を維持するのか、検察庁が何を守ろうとしているのかということ」と述べ、
阪原弘さんの長男で、阪原弘次さんは「やっとここまで来た、再審無罪への明かりがもうそこに見えているという思いがした。早期に裁判を終わらせていただきたい」と話しました。
次回の3者協議は、5月19日に開かれる予定です。