浅井久政が家臣に宛てた書状を100年ぶりに再発見
2026年4月21日(火) 18:50
今回、再発見された浅井久政から家臣に宛てて送られたとされる書状。内容は、小谷城の石垣に使う石を運ぶ「石引き」に参加するよう命じています。

この書状は、1927年に発行された「東浅井郡志」の中で市内の寺に所蔵されているものとして、書き写しが掲載されていましたが、その後行方がわからなくなっていました。

去年、長浜市内の商家から依頼があり、長浜城歴史博物館と長浜市曳山博物館が合同で調査を行ったところ、その書状と確認されました。また今回の再発見で「東浅井郡志」には、「石」が「衆」と間違って書き写されていた事も判明したということです。
淡海歴史文化研究所の太田浩司所長は「最近になって小谷城が総石垣の城だということが分かってきたので、それが文献によっても裏付けられる大きな発見。大きな前進になるのではないか。小谷城の構造、特に石垣の分布をもう少し詳細に研究していくきっかけになるのでは」と話していました。
また、城郭研究の第一人者である滋賀県立大学の中井均名誉教授は「戦国時代の石垣に関する文書はほとんど残されていない。この文書は、小谷城での石垣構築を具体的に記しており、極めて重要な史料と言える」とコメントしています。
なお今回発見された書状は、長浜市にある小谷城戦国歴史資料館で行われているテーマ展「浅井長政と小谷城」の中で、4月24日から5月11日まで展示される予定です。