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石油価格・物価高騰…中東情勢 県内への影響は―

2026年4月21日(火) 19:09
石油価格や物価の高騰が続く中、県内への中東情勢の影響について、情報共有と対応を検討する県の本部員会議が21日、開かれました。
会議には、本部長である三日月知事をはじめ、県の幹部や滋賀労働局長・JETRO滋賀貿易情報センターの所長らが出席しました。

会議では、中東情勢の県内への影響について、建築業では、「塗装の材料やシンナーの価格が高騰し、今後の見通しが立たない」、医療・福祉施設では、「滅菌処理で使用する重油がなくなることを懸念している」など、県内事業者の声が共有されました。

このような報告を受けて三日月知事は、新たな制度融資の検討を急ぐなど、迅速な対応を指示しました。
三日月大造知事「中東情勢が長引いているので、影響が徐々に私たちの暮らしに影響として出始めていると実感した。情報収集をしっかりするとともに、国に届ける、また、県としても対策を機動的に考える。」

<スタジオ解説>
前園記者:21日の本部員会議で滋賀県内への影響が共有されましたが、お茶の産地でもある滋賀県。間もなくシーズンを迎える新茶の生産についても影響があり、4月8日、県に緊急の要望書が提出されました。要望は、滋賀県茶業会議所が出したもので、茶の生産に欠かせない「重油」の供給が不安定になり、県から国に対し、安定供給の要望をお願いしたいという内容でした。
私は、甲賀市土山町の生産工場を訪ね、どの程度影響があるのかを取材しました。

土山町茶業協会 藤村春樹 協会長「これが茶葉を蒸すボイラーです。重油で温度を上げて蒸気を発生させる機械。」

茶の生産工程で必要な「蒸す」「乾燥」の作業。抹茶の原料となる「てん茶」の工程について、ボイラーや茶葉を乾かす『てん茶炉』、さらに仕上げ乾燥もすべて「重油」が必要になるということです。

土山町茶業協会 藤村春樹 協会長「この工場はほとんどお茶を乾燥させていくのが全部重油ということで、重油が止まるともうお茶が製造できない。」
藤村さんの工場では、一番茶のシーズンは合わせてなんと約7万リットルの重油が必要になります。

土山町茶業協会 藤村春樹 協会長「3月末くらいから燃料が入りにくい状況というのを聞いていて、この工場で使う分は5月末くらいまでは例年の100パーセントぐらいの需要を確保しました、という業者の返答はいただいているが、全国的に油が少なくなったり、毎日変わるような情勢なので、不安は感じている。」

また、何とか重油を確保できても、これだけ多くの重油を使うため、石油価格の高騰は生産コストに大きな影響を及ぼします。

土山町茶業協会 藤村春樹 協会長「もちろん(重油の)値段も1.5倍以上上がっているような形になっているし、けさのニュースでも2割は価格転嫁しないとやっていけないと言っている業者もいる。農業という立場で価格転嫁が自分の力ではできないので、どのようになっていくのか一番心配なところ。」


緊急要望を受けた県の対応は?
前園記者:県によりますと、すでに農林水産省や近畿農政局にこの要望を伝え、供給の目詰まりがあった場合は早急に対応することを確認したということです。
県は引き続き、状況を確認しながら県内事業者に寄り添った対応をしていきたいとしています。

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