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【記者解説】ゴミ収集中での発生に備えて 車両火災への対応訓練

2026年4月30日(木) 19:19
近年、全国各地でごみ収集中にリチウムイオン電池などから、出火したとみられる火災が相次いで発生していることを受け、消防とゴミ収集業者らによる合同訓練が初めて行われました。
今回の訓練は、こうしたゴミ収集作業中の火災に対する初動対応力を高めようと、湖南広域消防局と、草津市や栗東市など周辺4市でごみ収集を行っている企業の団体が合同で開きました。

湖南広域消防局の管内では去年、ゴミ収集車の火災が3件発生していて、いずれも廃棄されたリチウムイオン電池が原因とみられる火災でした。
講義では、消防の担当者がゴミ収集車で火災が起きた際、ゴミの圧縮作業をやめて安全を確保することや、人や建物がない安全な場所に停車するなどの初動対応について説明しました。また業者側は、ゴミ収集車の構造について実際の車両を動かして見せながら、消防側にレクチャーしました。

その後、実際に破砕ゴミを回収している作業中に、火災が発生したという想定で訓練が行われました。

訓練では、通報から駆けつけた消防が、運転手の協力でテールゲートと呼ばれる車体後部の扉を開放し、押し出された燃えるゴミを消火するという一連の流れを確認しました。

湖南広域消防局・佐野孝次消防司令長「(ゴミ収集)車両を使った想定訓練で、実際に業者と消防が連携することで、今後起きてしまった火災への対応の強化につながったのではないか」

ここからは、取材に当たった関記者の解説です。
関記者:今回ゴミ収集車の火災の主な原因となったのがリチウムイオン電池でした。リチウムイオン電池はパソコンやスマートフォン、小型のモバイルバッテリーに携帯できる扇風機など、私たちの暮らしには欠かせないものに多く搭載されています。小型で軽く、電池の寿命が長いことや、急速充電ができるなど、とても便利なものです。ただ、その小型で便利なところが逆に仇となっている部分もあります。

湖南六社会・権田五雄代表は「リチウムイオン電池が小さくなることでどうしても燃えるゴミの方に捨ててしまう。それが発火の原因になる。分別がしっかりできたらいいが、そこまで行き届かないのが現状・・」と話します。

●リチウムイオン電池の処分が適切にできていないケースが・・・
関記者:消防庁のまとめによると、リチウムイオン電池の主な出火原因の1つに外部からの強い衝撃があります。ゴミ収集車は回収したゴミを機械で圧縮しますから、そこで発火してしまうことがあります。
こうしたリチウムイオン電池が原因とみられる火災は去年、滋賀県内では12件ありました。(消防庁のまとめ)さらに同じ原因で発生したゴミ収集車の火災は6件です。

●リチウムイオン電池の適切な処分は非常に大事
関記者:リチウムイオン電池の処分や廃棄は、通常のゴミとは異なります。また処分方法も各自治体によって異なりますので、処分する際は各自治体のホームページを見て、それに必ず従って処分する必要があります。
湖南広域消防局・佐野孝次消防司令長「ゴミの分別は市町によって捨て方が違うので、もう一度確認して確実に正確な捨て方で、火災の防止に協力していただきたい」と話していました。

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