【記者解説】新たな防災気象情報 <滋賀県版>
2026年5月28日(木) 18:42
今回の変更は、気象庁が発表する警報・注意報を「警戒レベル」と関連づけることで、災害時に私たちがとるべき行動の目安を分かりやすくする狙いがあります。「警戒レベル」は、市長や町長が避難指示などを発令する目安で5段階で示されます。

上から2つ目、紫色「警戒レベル4」が避難指示を発令する目安です。
危険な場所から、全員避難します。高齢者など、避難に時間を必要とする人は、これよりも1つ低い、赤色「警戒レベル3」で避難をはじめておきます。
また、最も高い、黒色「警戒レベル5」では、すでに災害が発生しているか、直ちに差し迫っている極めて危険な状況です。ここに至るまでに避難を完了することが大切です。
●警報・注意報が、この警戒レベルとどう関連付けられたのか見ていきましょう。

これまでの警報・注意報から、市町単位で発表していた「洪水」の警報や注意がなくなります。そして「河川氾濫」「土砂災害」が追加されます。
これまで「大雨」と「洪水」で発表した情報が、「大雨」「河川氾濫」「土砂災害」と災害ごとに整理されました。
この3つは、情報名称そのものに、警戒レベルの数値をつけて発表します。また、紫色「警戒レベル4」にあたる「危険警報」が新たに定義されています。災害に直結する名称や警戒レベルを付加することで、警戒度や対応行動を分かりやすく呼び掛ける狙いがあります。
●びわ湖放送の画面イメージを使って確認していきましょう。
警報・注意報の画面イメージです。

名称に、警戒レベルの数値が含まれ、音声でも、例えば「レベル4土砂災害危険警報」など、警戒レベルと合わせてお伝えします。ただ、新しくできた「河川氾濫」の情報に関しては留意が必要です。この画面では表示されません。
「河川氾濫」は、対象となる河川名と警戒レベルの数字を付加して発表されます。そのため、びわ湖放送では、この画面ではなく、ご覧のように河川名を使ってお知らせます。

対象となるのは「洪水予報河川」と呼ばれるもので、滋賀県ではご覧の川が対象となります。この流域にお住まいの方は「河川氾濫」の警報・注意報も、必ず確認してください。
これ以外の河川については、大雨の警報や注意報の中で警戒注意が呼びかけられます。

また、水位を監視している河川では、一定水位を超えた場合、自治体からも警戒レベルと合わせた呼び掛けが行われます。
それ以外、水位の監視ができない小さい川などでは、警報や注意報と合わせて、気象庁の洪水キキクルなどを確認することが大切です。
●おさらいです。5月28日から運用が始まった新たな防災気象情報、覚えておくべきポイントは、大きく2つです。

①色とレベルでとるべき行動が分かります。警戒レベルに応じて適切な避難行動をとってください。赤色「警戒レベル3」で避難開始、紫色「警戒レベル4」は全員避難です。
②「河川氾濫」の警報・注意報など、河川名での発表に慣れてください。対象となる河川やその河川の洪水による浸水域を確認しておいて、影響を受けるかどうか判断できるようにしておきましょう。
なお、気象庁や自治体からの情報はびわ湖放送でも迅速にお伝えしています。
・番組中に音と文字でお知らせする「速報」
・dボタンで、いつでもご覧いただけるデータ放送
・常に表示するL字画面、などがあります。

これらの情報を活用して、とるべき行動・命を守る行動に繋げてください。