野洲市の中畑・古里遺跡から県内では最古・最大規模の建物跡を発見
2026年6月4日(木) 18:54
今回、野洲市で発見されたのは、今から約2000年前の弥生時代中期末から後期初頭の大型掘立柱建物跡です。
滋賀県文化財保護課によりますと、大きさは縦が約7メートル、横が約18メートルあり、のべ床面積は約126平方メートルあります。

県内の弥生時代の大型建物は守山市の伊勢遺跡で見つかり、弥生時代後半のものとされていますが、今回発見された大型掘立柱建物跡は、それよりも古い弥生時代中期末から後期初頭のもので、県内では、最古かつ最大規模の建物跡だということです。

今回発見された建物跡は、一般的な集落などの居住域からは離れた位置に立地していたことや、建物跡近くから発見された土器が大型の壺の比率が高く、一般的な集落で出土する甕が極端に少なかったことなどから、建物跡が聖域的な空間であったと推測されるということです。
滋賀県文化財保護協会の小林裕季・主任は「20年ぐらい調査をやっているが、普通の規模の掘立柱建物ではないような状況だったので、まさか弥生時代の大型建物が見つかるとは全く想定外だった。普通の建物でいくと20平方メートルもあれば大きいぐらいだが、ここは桁違いに大きかった」と話していました。
今回の調査は、商業施設開発に伴う事前調査として行われていたことから、今後の調査について野洲市は、開発主の企業と協議をして決めるということです。
なお、6日には一般向けの説明会が開かれる予定です。