湖東記念病院事件国賠訴訟 大阪高裁も国の賠償認めず
2026年6月25日(木) 13:52
元看護助手の西山美香さん46歳は、2003年に、東近江市の湖東記念病院で入院患者を殺害したとして、殺人の罪で懲役12年の実刑判決を受け服役。その後、2020年に、やり直しの裁判=再審で、無罪が確定しました。西山さんは、国と県に損害賠償を求める訴えを起こしていましたが7月31日判決の廷内去年7月、一審の大津地裁は、警察官による違法な取り調べがあったとして、県に対し、約3100万円の賠償を命じる判決を下しました。一方、検察には、調書に虚偽があったことは判断できなかったため違法性はないとし、国への請求は棄却していました。一審の大津地裁の判決を受けて、西山さんは、国のみを相手取って控訴していました。
そして25日、二審の大阪高裁はー。

大阪高裁の長谷部幸弥裁判長は、「検察官からみれば、西山さんの自白は根幹部分で一貫しているともみえたものと認められ、自白が虚偽であることを推察することはできなかった」「検察官が警察官の違法な取り調べを是正しなかったことが国賠法上、違法であるとは認められない」などとし、西山さんの請求を棄却しました。

西山さん側は、今回の判決を不服とし、上告する方針です。
なお25日の判決を受け大津地検の萩原良典次席検事は、「判決は基本的に国の主張が認められたものと考えている」とコメントを出しています。