高島市の人工河川に親アユ放流
2026年8月28日(金) 19:14
県は、アユ漁業の安定維持をはかろうと、毎年、県内の人工河川に親アユの放流を行っています。放流されたのは、県淡水養殖漁業協同組合が育てた15センチ程の親アユ、約1.3トンです。
県によりますと親アユは、人工河川の底にある石に、一匹当たり3000から5000の卵を産み付け、その卵は約10日後にふ化し、5ミリ程の稚魚となって、びわ湖へくだるということです。

アユの放流では、2024年に、ふ化した稚魚が成魚まで成長できないケースが問題となりました。
びわ湖の水温上昇や稚魚の餌となるプランクトンの減少などが影響しているとみられますが、原因を調査するために今回、4日間で5トンの親アユを放流し、ふ化した稚魚の追跡調査などを行うということです。
9月7日ごろからは、さらに8トン放流する予定で、今年は計13トンの親アユが放流されます。

滋賀県水産課アユ資源漁場対策係の礒田能年主幹は「天然での産卵量が減っています。それを補うために人工河川を運用しているが、今年試験放流をして、気候変動の中での課題を抽出して、よりよい人工河川の運用・開発をしてアユの資源の維持を目指したい」と話していました。
なお、長浜市の姉川人工河川には、姉川で育った天然の親アユ4トンが放流される予定です。