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【記者解説】頻発する災害に立ち向かう!民間企業の災害支援協定

2026年9月8日(火) 19:18
竜王町はこのほど、町内に工場を持つ東洋電機製造と災害時の支援協力に関する協定を結びました。
3日、竜王町防災センターで開かれた締結式には、竜王町の西田秀治町長と、竜王町に工場がありモーターなどの産業インフラを支える製品の製造を行う東洋電機製造の中納千秋取締役が出席し、協定書を交わしました。

東洋電機製造は、すでに2018年に竜王町と災害時の支援協力に関する協定を結んでいましたが、近年、全国で頻発している地震や豪雨災害などを受け、今回の協定では新たに、避難所などで使用するスポットクーラーや電熱ヒーターなどの貸し出し、駐車場スペースの一部や社員食堂の厨房設備の提供など、さらに5つの項目が追加されました。

東洋電機製造・中納千秋取締役「近年、自然災害がほぼ全国各地で頻発化している。そんな中で、我々企業に求められる社会的責任もますます大きくなってきているのかなと考えている。平時から情報共有や連携を通じて、実効性のある協力体制を築いていきたい。」

≪記者解説:動画の1分32秒~≫≫
河合キャスター:このように企業が自治体と災害に関連する協定を結ぶケースが増えてきましたよね。
前園記者:一方で、頻発する災害に対して、企業に求められていることも多くなっています。
名神・竜王インターチェンジのすぐそばにある滋賀竜王工業団地内に東洋電機製造の滋賀竜王製作所はあります。管理部 施設課の熊谷健さんに今回の支援協定について、詳しく教えて頂きました。
熊谷さん「こちらにスポットクーラーや扇風機、三角コーン、安全バー、ヒーターなど提供できるものが備蓄してあります。今回、災害ボランティアに参加した人に伺い、寒い、暑いという問題は、非常に生活環境を悪くしてしまうことがわかったので、少しでも緩和できるものを提供するようにしました。」

実際に被災地に支援に行った人たちから話しを聞き、社員たちも交えて何が必要かを話し合って決めたという熊谷さん。この社員食堂の厨房もその一つです。そのほか、飲料水の提供として、工場内にある耐震型受水槽内の最大13.6トンの貯水や、物資輸送のためのフォークリフトなども提供するとしています。


最後は、駐車場スペースの提供です。
熊谷さん「災害時には救援車両などが駐車するスペースが不足すると聞いたので、提供できる範囲で駐車スペースを提供できればと考えています。」
一方で、協定書には、救援車両のためのという記載はなく、「駐車場スペースの一時的な提供」としか書いていません。熊谷さんは、あえて使用目的を限定的にせず、どのような場合でも活用してもらえる余白を残すことが災害協定には必要ではないかと考えています。

熊谷さん「あくまでも災害で想定することはなかなか難しい。その場その場で、行政と協議をしながら決めていければ。事業活動を通じて地域に貢献するという思いが弊社にあるので、できる範囲で提供して、地域の貢献に少しでもつなげられたら。」

前園記者:今回の取材を通して、行政ではできない支援の空白部分を民間企業の支援によって、地域全体で災害に立ち向かう体制を築くことが、最も重要なことではないかと思いました。

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