足が不自由な人の登城手段に 彦根城で山かごの実証実験
2026年10月21日(水) 18:52
彦根城は、国の特別史跡に指定されていて、天守だけでなく石垣や石段なども文化財です。このためスロープ等を設置することが難しく、足が不自由な人の登城手段も課題となっています。

この日の実証実験には、彦根市の職員やボランティアなど約40人が集まり、山かごには車いすユーザーが乗りました。表門の入り口から天守前広場まで285メートル。高低差50メートル、石段約140段を移動します。

2人が担ぎ2人がサポート役のあわせて4人で山かごを運び、医療スタッフや彦根城の見どころを紹介するスタッフも配置されました。段差のあるところで担ぎ手は、声を掛け合って慎重に運び、約15分で天守前広場まで到着しました。
山かごに乗った参加者は「揺れも少なくて車いすの人が乗っても大丈夫だと思う。車いすに乗った人も、こういう経験ができるように増えてくれたら」と話していました。
また彦根市文化財課の森川裕允さんは「石段が続くので、担ぎ手2人で担いでいたが息を合わせるのが難しかった。誰でも彦根城を楽しんでもらえるような工夫が引き続き検討できたら」と話していました。
彦根市は実証実験を踏まえて、今後の運用を検討していくとしています。