湖南市の河川で指針値を超えるPFOSなどの調査結果
2026年10月30日(金) 19:47
湖南市の河川で有機フッ素化合物の一種・PFOSとPFOAが、国の定める値を超えて検出された問題で、調査を行っていた県は、周辺の事業場から「県が公表した水質調査の値を超えたPFOSなどが検出された」と発表しました。
県は今年6月、湖南市の茶釜川で国の定めた指針値・1リットルあたり50ナノグラムを超える
PFOSとPFOAが検出されたことを受け、周辺事業場61社に対してアンケート調査やヒアリング調査を実施してきました。

PFOSやPFOAは、有機フッ素化合物・PFASの一種で、自然界で分解されにくく生き物への影響も懸念されています。
県によりますと、調査を行った61の事業場からはPFOSなどの多量の使用履歴などはなかったものの、うち、自主的に排出水を測定した1つの事業者から、国の指針値を上回るPFOSやPFOAが検出されたという報告があったということです。
県は事業者名と具体的な数値を公表していませんが、検出された数値は100ナノグラムを超えたということです。
この事業者には、これまでにPFOSなどの製造・使用やPFOSが含まれる消火薬剤の保有履歴はなく、現時点で検出された理由は不明としています。
事業者側は、活性炭を使って排出水をろ過し、PFOSやPFOAの濃度を低減させる応急対策を行い、原因の究明を進めているということです。
県は今後、事業者への必要な指導や助言を行うほか、茶釜川の汚染原因の有無を把握するため、周辺の事業場への調査や注意啓発、自主管理の徹底の指導を引き続き実施するとしています。