放火の可能性で捜査中...守山市の小学校などで不審火相次ぐ
2025年5月29日(木) 18:24

28日午後5時半過ぎ、守山市古高町の空き地で「木や枯れ草が燃えている」と近所の住民から消防に通報がありました。警察によりますと火はおよそ10分後に消し止められましたが、植えられていた植物や防草シートなど約4平方メートルが焼けたということです。
また空き地から1キロほど離れた守山市二町町の物部小学校のグラウンドで午後5時40分ごろ、枯れ草が燃えているのを児童が見つけ、学校の職員から消防に通報がありました。

火は15分後に消し止められましたが、グラウンドのフェンスに沿って枯れ草など約0.9平方メートルが焼けました。
さらに一夜明けた29日午前8時ごろ、校内の1階から2階をつなぐ階段の踊り場にある掲示板が燃えているのを登校していた児童が見つけ、学校の職員を通じ消防に通報がありました。

警察によりますと、火は職員によっておよそ10分後に消し止められましたが、掲示板と貼られていた模造紙、壁などを焼いたということです。
この事態により、学校は臨時休校になりました。守山市教育委員会によりますと、学校には692人の児童が在籍しています。

警察によりますと今回相次いで発生した不審火について、いずれも火の気のない場所から出火していることから、同一犯による放火の可能性もあるとみて調べています。

守山市教育委員会によりますと、明日以降、授業は通常通り行いますが、児童たちの不安の把握に努め、必要があればケアをするなどの対応に努めたいとしています。