新しい能楽を披露 題材は「余呉に伝わる羽衣伝説」
2025年5月29日(木) 19:04

米原市にある滋賀県立文化産業交流会館では毎年、長浜市にかつて実在した芝居小屋「長栄座」を期間限定で再現し、創作作品や古典作品を上演しています。
去年からは、湖北地域の魅力を紹介する企画を行っていて、今年は第2弾として余呉湖や伊香具神社に伝わる「羽衣伝説」が題材となっています。

古典芸能の能にも「羽衣」という演目があることから、余呉湖に伝わる伝説をもとに能楽組曲「余呉」と題した新しい能楽を制作し披露するということです。
主演「天人」役を務める片山九郎右衛門さんは「能というとどうしても敷居が高いと思われがちですが、何か理解しようと思わずに、例えば、舞台の上の登場人物の1人になったつもりで、その日1日、その時間を一緒に生きていただければ、簡単に物語の世界に入ってこれると思いますので、ぜひ試してもらいたい。」と能に初めて触れる人にも楽しみ方を伝えていました。
公演は、今年8月11日に滋賀県立文化産業交流会館の特設舞台で行われます。