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乳がんの早期発見につなげてもらおうと、彦根市立病院は県内で初めてＭＲＩを使った痛くない乳がん検診を導入します。
無痛ＭＲＩ乳がん検診を行うのは彦根市立病院です。
使用するのは、もともと病院にあるＭＲＩで、乳がん検診の際は撮影設定をその仕様に変更します。検査着のままうつぶせになり１０分から１５分程度で終了するということです。
撮影した画像データは、乳がん検診に特化した民間企業「ドゥイブス・サーチ」に送り、専門の医師が診断します。
彦根市によりますと、この無痛ＭＲＩ乳がん検診は全国８２の施設で導入されていますが、県内では初めてだということです。

彦根市では今年度、市民で４０歳以上の女性を対象に無料でこの検診が受けられるよう、検診費用・２万２０００円を５００人分あわせて１１００万円の予算を計上しました。これは全額乳がん検診の推進に役立ててほしいという個人からの寄付で賄われたということです。

彦根市健康推進課・益田課長は「がん検診に関しては早期発見が一番重要なこと。一人でもたくさんの人に受けてもらって、早期発見につながるようにと考えている」と話していました。
彦根市立病院の無痛ＭＲＩ乳がん検診は、今年度は彦根市民のみで、６月２日月曜日から受け付けが開始されます。