来春の「トワイライト・エクスプレス瑞風」新ルートにびわ湖周遊
2025年5月30日(金) 19:28

「トワイライト・エクスプレス瑞風」は2017年に運行を開始して以来、約1万4000人が乗車する人気の寝台特急で、京都から山口県の下関までを運行しています、30日行われた会見では、「トワイライト・エクスプレス瑞風」のルートを2026年春に変更し、新たにびわ湖を一周する「びわ湖周遊・せとうちコース」が誕生することが発表されました。

その理由について、JR西日本の財剛啓理事は「びわ湖が注目されるが比良山系も非常に美しい。鉄道でぐるっとびわ湖を一周できる、これも滋賀県を選んだ大きな要素」と自然と鉄道の魅力を融合させたプランをアピールしていました。

コースの下りでは、長浜市の木之本駅に立ち寄り、渡岸寺観音堂や赤後寺などをめぐり、上りでは、近江八幡駅に立ち寄り、ヴォーリズが残した建築や「ラ コリーナ近江八幡」などをめぐります。
また、車内の料理を監修する「食の匠」に長浜市のイタリアンレストラン「ビワ・コラージュ」の市山技さんが任命され、余呉の湧き水を使ったパンや、木之本の酒蔵の酒粕を使った料理などが提供されます。
滋賀県は、JRが展開する大型観光キャンペーンの開催地に決まったばかりで、三日月知事は「おかげ様で滋賀県は2027年秋にJRのデスティネーションキャンペーンを受けることが決定しているので、そのことにも弾みをつけられるように、お迎え・おもてなし力を高めて皆さんをお迎えしたいと思う。」とコメントしています。
