ワクハラ問題 甲賀広域行政組合が元職員と和解へ
2025年6月11日(水) 18:42

10日の甲賀広域行政組合の臨時議会には関連議案が提出され、組合管理者の松浦加代子・湖南市長があらためて謝罪しました。

この問題は、甲賀広域行政組合消防本部の30代職員が2021年、新型コロナのワクチン接種を受けなかったことを理由に、隔離して業務をさせられたり執拗に接種を求められるなどのハラスメント行為を受け、依願退職に追い込まれたものです。

こうした一連の行為は、第三者委員会で精神的苦痛を与えたとして不当な行為と認定され、当時の消防長らが懲戒処分を受けました。甲賀広域行政組合消防本部によりますと、ハラスメントを受けた元職員側から去年12月に損害賠償と再発防止策の徹底について求めがあったということです。
10日に提出された議案は、損害賠償金として150万円を支払い再発防止に取り組むことで和解するという内容で可決されました。

行政組合では今後和解に向けて手続きを進めていくということです。