「社会を明るくする運動」強調月間・更生保護への理解を求める
2025年7月1日(火) 19:15

1日の朝、JR大津駅前では大津保護観察所の職員や保護司による更生保護への啓発が行われました。

「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行のない社会をつくるため、罪を犯した人たちの立ち直りに協力してもらえるよう地域住民に働きかけていく取り組みです。
1日の朝は、大津保護観察所の職員や大津保護区保護司会の保護司・更生保護の関係団体など、およそ15人がJR大津駅前で通勤途中の人に啓発グッズを配って協力を呼びかけました。

大津保護観察所・西﨑勝則 所長は「身近な生きづらさが犯罪や非行に結び付くことを皆さんに理解頂きたい。決して自分たちと違うものではないということを理解頂いて地域の中で受け入れて頂く。おかえりという風に立ち直りを支えていただく社会がつくれたらいいと思っているのでご理解とご協力を頂きたい」と話していました。

大津保護区保護司会によりますと、立ち直りを支える民間のボランティアである保護司の平均年齢は65.4歳と高齢化と後継者不足などの課題を抱えているということで、これまで以上に関係機関などと協働して取り組むことが重要だとしています。