戦没者の冥福祈る 80回目の終戦の日
2025年8月15日(金) 18:38

彦根市にある滋賀県護国神社では、午前11時半から滋賀県遺族会が主催する終戦記念式典が行われ、滋賀県出身の戦没者の遺族や、国会議員・県議会議員ら関係者あわせて約300人が参列しました。

式典では、代表らが玉串を奉納したあと、参列者全員で黙とうを捧げました。
滋賀県の戦没者は約3万2500人。
日本では終戦から80年ですが、参列者らは他国で戦争が起きている状況に心を痛め、戦没者の冥福とともに恒久平和を願っていました。

一方、大津市の寺などでは、平和を祈る鐘撞きが一斉に行われました。このうち大津市堅田にある妙盛寺には、佐藤健司市長をはじめ大津市仏教会の会員、遺族会の関係者らが出席しました。

佐藤健司 大津市長は「こういった機会にまずは先の戦争に思いをはせ、その後、この80年様々な苦労のもとに今日までの我が国を築いてくださった皆さんに感謝をし、これから戦争のない世界を皆さんと共に求めながら平和の大切さを次の世代に受け継いでいきたい」と述べました。

そして正午に合わせて、梵鐘を鳴らしていきました。

大津市では、1989年から約300カ所の寺院や教会などに呼びかけを行い、毎年8月15日の終戦の日に平和を祈り、一斉にチャイムや鐘を鳴らしています。