大津いじめ自殺から14年 中学校で「命を思う集い」
2025年10月10日(金) 18:31

10日朝、行われた「命を思う集い」には、全校生徒・約700人が体育館に集まり、黙とうを捧げました。
14年前、大津市では市内の中学校に通う当時2年生の男子生徒が、いじめを苦に自ら命を絶ちました。この出来事をきっかけに、大津市では「大津市子どものいじめの防止に関する条例」が、そして国では「いじめ防止対策推進法」が成立しました。
男子生徒が通っていた中学校では毎年、命の重さ、尊さについて考えようと「命を思う集い」が開かれていて、10日は生徒らが道徳の人権学習で学んだ内容の発表をしたほか、卒業生が作詞した「命の詩」を全員で歌いました。

校長は「今ある命、生きていることに感謝し、自分の命に、そして周りの方々の命も大切にしてほしい。今日もこの集会の後、子ども達の思いを受けて学年を超えて話し合い、交流活動を行う。生徒一人ひとりが自分のこととして捉えて欲しい。」と話していました。
