「とにかくやってみる」パリパラ銅メダリストが児童に講演
2025年10月17日(金) 18:38

講演は、河南小学校が行っている「夢授業」の一環で行われ、体育館には全校児童約140人が集まりました。
辻内さんは弱視で、世界の人口のうち障害のある人が15%の割合でいると伝え、「パラ水泳」では障害の程度によるクラス分けがあることを説明しました。
そして、実際に着用しているゴーグルや水着、体をたたいて壁の存在を知らせる「タッピング棒」などを紹介しました。

辻内さんは「とにかくやってみるということ。あきらめると結局そこから何も新しいことはできません。これはすごく大事。とにかくやってみる。無理だと思ってもとりあえずやってみる」と伝えていました。
辻内さんは銅メダルも披露し、児童たちは直接触らせてもらい、喜んでいました。

講演後は、6年生を対象に、目が不自由な人に言葉で分かりやすく状況を説明することや、全身運動の指導もありました。
児童は2人1組になって、一人がタオルなどで目隠しをして、もう一人が教頭のとったポーズを言葉だけで伝えて、同じポーズを取らせることに挑戦。

「背筋を伸ばして」「手の甲を上に」などと懸命に伝えていました。
参加した児童たちは、挑戦することの大切さを感じているようでした。