滋賀県内で初 知的障がい者のための「ID柔道 講習会」
2025年12月5日(金) 19:14
この講習会は、ID柔道への理解と活動の場を広げて欲しいと全日本柔道連盟が行ったもので、滋賀県内で柔道を教える指導者など約40人が参加しました。ID柔道では、技をかけた後の押し込みや、ひざを付いての投げ技が禁止されるなど、発達障害や知的障害などがあっても、より安心して取り組めるルールとなっています。

講習会では、ID柔道の歴史や活動について話があったあと、指導方法として障害があっても集中力を保つための工夫や受け身、崩しといった安全に取り組むために重要な柔道の基礎の指導について紹介がありました。
また、勝ち負けだけではなく体はもちろんのこと、相手と気持ちを合わせることなどを経験し心も鍛えて欲しいと伝えられました。
知的障がい者柔道振興部会の柳 真佐子さんは「滋賀県ではすでに知的障がい者柔道の指導に取り組んでいたり選手もいるので、土台が出来つつある環境だと思う。理解を深めてもらえれば沢山の障害のある方も受け入れる環境が増えていくと期待している。」と話していました。