【訃報】綾羽社長の河本英典さん死去 滋賀県の経済界をはじめ幅広い分野の要職務める
2025年12月5日(金) 19:53
河本英典さんは、高島市出身で1972年に綾羽に入社し、1983年に社長に就任。また滋賀経済団体連合会の会長といった経済界だけでなく、県防衛協会の会長など幅広い分野の要職も務めてきました。

さらに政界にも進出。1992年から参議院議員を2期・12年務めています。2018年には、秋の叙勲で旭日中綬章を受章。その際、忙しい社長業の傍ら、様々な分野の役職を務めていることを聞くと…「ありがたいことに、国会議員を12年やったことを活かしてやっているので、県のためになったらいいなと思ってやっている」「一番大事なことは自分ひとりではなく、周りがあるということ。周りというのは社会。社会に対してどう役立つか。」と話していました。
河本さんは、滋賀県スポーツ協会の会長も2011年から務めていて、今年、滋賀県で開かれた「国民スポーツ大会」や「全国障害者スポーツ大会」の実施には大いに尽力し、9月や10月の式典などには笑顔で参加していました。

通夜、告別式は個人の遺志によりすでに近親者にて執り行われたということで、お別れの会が後日執り行われる予定だということです。
河本さんの訃報に接し、滋賀県の三日月知事は、「常に滋賀県の経済や社会のありように心を配り、折に触れ、滋賀県政に対しても叱咤激励をいただきました。これからの滋賀の発展に向け、もっとご意見やご助言をいただきたかったところご永眠の報に接し、ただ残念でなりません。安らかにご永眠されますよう、謹んでお祈り申し上げます。」などとコメントを発表しています。