保護司殺害事件 大津地裁は被告の男に無期懲役の判決
2026年3月2日(月) 18:54
2024年、大津市の住宅で保護司の男性が殺害された事件で、殺人の罪などに問われている男の裁判で、大津地方裁判所は2日、被告の男に無期懲役の判決を言い渡しました。
無期懲役の判決を言い渡されたのは、大津市の無職・飯塚紘平被告(36)です。判決などによりますと、飯塚被告は別の事件で執行猶予判決を受け、保護観察中だった2024年5月、大津市内の住宅で、飯塚被告の更生を支援する担当保護司だった新庄博志さん(当時60歳)の胸や首をナイフや斧で突き刺したり、切りつけたりして殺害したとされています。この事件をきっかけに2025年、保護司の安全確保が国の責務となる改正保護司法が成立しました。飯塚被告の量刑と刑事責任能力が争点となった今回の裁判で、大津地裁の谷口真紀裁判長は、責任能力について飯塚被告が公判で口にした「守護神様は、被告が自分の決定に自信を持つためのもので、自問自答でしかない。犯行のアイデアは被告人から出たもの」として被告人の完全責任能力を認めました。犯行については、被害者に個人的な恨みがないのに、国への八つ当たりの道具として利用したと指摘し、「生命軽視、無差別殺人と遜色ない」と厳しく非難しました。