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【記者解説】破損事故から3年 びわ博でビワコオオナマズ新水槽が公開

2026年4月14日(火) 19:22
11日土曜日、滋賀県立琵琶湖博物館では、完成したビワコオオナマズの新しい水槽が一般公開されました。水槽の破損事故から3年、新しい水槽はどのように改良されたのでしょうか?
2023年2月、突如として破損したビワコオオナマズの水槽。約100トンの水が水族展示室内に流出する事態となりましたが、閉館時間だったため、幸い事故に巻き込まれた来場者やスタッフはおらず、ビワコオオナマズも無事でした。

あれから3年―

ついに、新しいビワコオオナマズの水槽が一般公開となり、初日は、楽しみにしていた多くの来場者で賑わいました。新しい水槽の特徴は、裏側に回ると、普段なかなかお目にかかれないナマズのおなかを見ることができるところです。

琵琶湖博物館によりますと、ナマズの種類を見分けるにはおなかに特徴があるということで、新しい水槽では、ナマズ、イワトコナマズ、ビワコオオナマズの特徴を見比べることができます。
滋賀県立琵琶湖博物館の亀田佳代子館長は「皆さんの水槽ということで、これからも末永く楽しんで親しんで面白くご覧いただければ」と話していました。
【ここからは県政担当の前園記者の解説です。】
3年前のビワコオオナマズ水槽に起きた破損事故について、改めて新水槽完成までを振り返ります。
1996年の琵琶湖博物館オープン当初から設置されていたビワコオオナマズ水槽。破損の原因を調査するため、県は第三者委員会を立ち上げました。

委員会では「水槽設備を設計施工する者として、設置方法に少し問題点があるのではないか。水槽は膨らむ、アクリル板は伸びる、その辺をいかに逃がすかが水槽設計の重要ポイント」といった意見もあり、事故は設置から27年が経過した時点で起きたもので、様々な要因が複合的に重なり発生したものとしてきました。

同じ年の9月には報告書が提出され、アクリルが水圧で膨張する性質があるにもかかわらず、岩を模した展示物を接着固定して歪みを生じさせるなど、工事に関わった各担当者間でアクリルの特性に関する情報共有ができていなかったことを「根本的な原因」と結論付けました。

この調査報告を受けて琵琶湖博物館は、パソコンのシミュレーションなど構造計算を行い、水槽の形状やアクリルなどが再設計されました。
新たな水槽は、アクリルの厚さを以前の倍以上となる105ミリにし、水槽内の岩の位置も調整。水圧が均等にかかるよう、安全に配慮された設計になっているということです。
総工費は、新しくなったビワコオオナマズとコアユの水槽で約2億1500万円。一方で琵琶湖博物館は、2度に渡りクラウドファンディングを行い総額1770万円が集まったということです。

琵琶湖博物館は、今年で開館30周年を迎えます。取材では、改めて安全面に気を付けるとともに、皆さんに楽しんで学んでもらえる展示にしていきたいと話していました。

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