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【記者解説】バス運転手不足解消に期待 バスの運転体験会 

2026年5月13日(水) 19:18

地域公共交通の中心となるバス運転手のなり手が全国的に不足する中、バスの運転に興味を持ってもらおうと、草津市でバス会社による運転体験会が開かれました。
体験会を開いたのは、大津市や草津市など、県南部を中心に路線バスや観光バス事業を行っている帝産湖南交通です。

今回の運転体験には、普通免許や大型免許を持つ6人が参加し、路線バスや観光バスの運転に挑戦。

現役運転手の指導を受けながらハンドルを握り、直進や後退など基本的な操作を通じて、普段運転している自家用車とのブレーキの効き方の違いなどを体験しました。
参加者はその後、会場内に設けられたコースで8の字走行などを体験しました。

帝産湖南交通の牧村善進・社長は「(運転手の)年齢層が高いですから、これからは中堅クラスの運転手に入っていただいて、継続するにはこういうイベントを通して若い方が入っていただけたら」と話していました。
なお、大型バスを運転するには、大型自動車第2種の免許が必要ですが、帝産湖南交通では入社後にも取得できるよう、サポートする体制を整えているということです。


ここからは、関記者の解説でこのニュース見ていきます。
   
●バスの運転手の人手不足は、全国的な課題
関記者:今回、運転体験会を開いた会社は、県南部を中心に路線バスや観光バス事業を行っています。バスは、路線バスと観光バス合わせて117台を保有していますが、運転手の数は110人とバスの台数より少なく、10人ほど足りないということです。また、運転手の年齢は50歳代が半数を占めていて、高齢化も進んでいるということです。


●なぜ、運転手が足りなくなっているのか?
関記者:それはバス業界の時間外労働の上限規制を強化した「2024年問題」の影響を大きく受けています。国の働き方改革関連法により、時間外労働の上限は月45時間、年間360時間に定められています。さらに2024年4月から、運転手に対する拘束時間の上限などを定めた基準「改善基準告示」が改正されました。これにより1日あたりの拘束時間が、改正前の最大16時間から15時間に短縮。継続休憩時間は、8時間から9時間に伸びました。
地域の公共交通を担うバスの運転手ですが、人手が足りない中、長時間勤務になってしまっているのが現状です。時間外労働の上限を守り、バスの路線を維持するためには、さらに運転手が必要になりますが、現実はその解消には至っていません。

関記者:今回取材した会社を含め、2024年以前に比べると、利用者の少ない路線の減便や、最終便の時間繰り上げなどが行われています。また運転手の健康面についても、理学療法士と連携して、健康維持のためのセミナーや、体のケアについて指導するなどし、働き方や待遇の改善も進めています。
今回の体験には、普通運転免許を持っている方も参加していました。 大型バスを運転するには大型自動車第2種の免許が必要ですが、その取得も会社がサポートするとしています。バス運転手の価値は、これまでになく高くなっています。

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