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【記者解説】「少年補導員」委嘱式 若い力で非行少年の立ち直りを支援

2026年5月14日(木) 19:29
若い世代の力を借りて非行少年の立ち直りを支援しようと、県警では、大学生などのボランティア「少年補導員」の委嘱式が行われました。
委嘱式は13日、滋賀県警本部で行われ、出席した学生ボランティアらに少年補導員証が交付されました。

2002年度から設けられた大学生などのボランティアは、非行少年の犯罪防止や立ち直りに向け、少年らと年が近い大学生が警察官とともに街頭での補導活動や学習支援などに取り組みます。
今年度は、県内外の大学生や大学院生など16人に委嘱され、2年間の任期で活動が進められます。

大学生ボランティアの野原颯太さんは「今回初めてです。自分の行動一つで非行少年が減っていくというところに魅力を感じ、応募した」と話していました。
大学生ボランティア3年目の小林咲来さんは「(将来の夢は)警察官になりたい。少年と話をする中で、宿題が大変だということや、家で飼っているペットのことを話してもらえて、素直に接してもらえて楽しく活動できている」と話していました。
なお、県警によりますと、県内で去年1年間に検挙・補導された少年は3004人で、前の年よりも600人近く増えています。

ここからは、警察担当の山北記者とお伝えします。   
山北記者:少年補導員ですが、学習支援や啓発活動のほかにも、少年の立ち直り支援の一環として「体験活動」を行っています。2002年度から設けられている少年補導員ですが、「体験活動」は2009年度から始まりました。
去年行われた体験活動では、栗東市の施設で、大学生のボランティアと一緒に馬のお世話などをするホースセラピーを体験したり、大津市の三井寺で座禅体験などをしたりしています。上手くできたという経験や、褒めてもらえる経験が、少年たちの自信や自己肯定感にもつながるのではないかとしています。

また、体験活動は、対象の少年と保護者が一緒に参加するのですが、滋賀県警の県民保護対策課の寺元さんは、少年補導員と対象の少年の関わり方を見て、保護者が「こういう良いところを見てあげないといけないんだな」だったり、「こんな風に声をかけてあげたらいいんだな」といった、学んでもらう機会にもなっていると話しています。
●大学生らのボランティアと年が近いからこそ、少年らも素直に楽しむことができそうです。

山北記者:13日に行われた委嘱式の後には、研修会も行われました。子どもとの接し方について、少年補導員らに学んでもらおうと、講義が行われました。講師は、県内でダンス教室を開いている赤田隆太さんです。普段多くの子どもと接している赤田さんは、「子どもは否定より理解で変わる」として、否定から入らないことや、話を最後まで聞くなど、しっかりと向き合うことの大切さを話しました。今年度は、ダンスの体験活動も予定しているということです。

滋賀県民保護対策課少年サポートセンターの寺元敏子・課長補佐は「対象の子たちは問題を抱えている。悩みを持ったり、生きづらさがあったりということが非常に多い。(少年補導員は)年齢が近いと私たち職員よりもフレンドリーに接してくれる。それが、対象の少年たちにとっては心地良く、喜んで過ごしてくれている。学生のボランティアも自分たちの存在が少年たちにとって力になるんだということを体験を持って活動してくれている」と話します。
●対象になる子どもたちは、問題を抱えている。だからこそ向き合い方が大切なんですね。
山北記者:しかし、県内の少年非行情勢は厳しいものになっています。去年の非行少年の数は、552人で、特に窃盗などの刑法犯罪で、検挙・補導された少年は83人増加しています。 また、深夜徘徊や飲酒などを行う不良少年は、2452人で、496人増加しています。また、暴行や窃盗などの刑法に規定する、罪を犯した刑法犯少年の再犯率は全国平均の32.4%を上回り、去年は45.8%でした。

立ち直りをどのように支援していくか、より一層重要になっていきます。

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