「遊ぶ金が欲しかった」19歳の消防士を窃盗で懲戒免職
2025年5月16日(金) 19:13

懲戒免職となったのは、湖南中央消防署に勤務する19歳の男性消防士です。
甲賀広域行政組合消防本部によりますと、男性消防士は、今年2月下旬から3月上旬にかけて、県消防学校の寮の部屋で複数人の教育生の財布から現金数万円を盗んだということです。
男性消防士は、救急隊員になるために必要な技術を学ぶため、消防学校の専門教育課程に入校していました。3月10日に被害にあった教育生から「お前が盗んでないのか」と問われた際に盗んだことを認めたということです。
消防本部では、男性消防士について3月11日に消防学校を退校処分にし、翌12日から自宅謹慎させていましたが、市民からの信頼を失墜させたとして16日付けで懲戒免職処分としました。

男性消防士は消防本部の調べに対し、「遊ぶ金が欲しかった」と話しているということです。
なお、消防本部はこの男性消防士を刑事告発をしています。
甲賀広域行政組合消防本部の藤川博樹消防長は、「今後このようなことが起こらないよう、公務員倫理について全職員が再度認識するとともに、信頼回復に向けて一層綱紀粛正に努め、再発防止に向け、全力で取り組んでまいります」とコメントしています。