異例の梅雨明けに猛暑 農家からは不安の声
2025年7月10日(木) 18:14

コメ不足を受けて、今年は生産量を増やした高島市のコメ農家。この日は、田んぼのまわりの草刈りが行われました。

この作業を怠ると風通しが悪くなり、特に暑い今年は生育に大きな影響が出るといいます。早すぎる梅雨明けについて話を聞いてみると―。
アグリサポート高島・大森重俊 代表取締役は「今は良いが、8月、水がなくなるだろう。そうなると品質が悪くなるどころか収穫量が落ちる。」「限られた水を工夫する。順番に水を入れて無駄なことなく水対策をする。これは地域の方々と協議しながらやっていく。」と話していました。
一方、竜王町のブドウ園では、強い日光から実を守るため、1房1房に、日傘の対策がされています。

粒が大きく水分が多い「竜宝」は、県内外から特に人気の品種ですが、暑さによる品質への影響が懸念されます。
福井観光ぶどう園・福井喜代子代表は「実太りする時期が決まっているので、その時に(水をやらないと)太れない。ただ(水を)やれば良いというものでもない。水の設備はあるが、上から降る雨とは量が違う。どうしようもないから、できるだけ対処するしかない。」と不安をにじませていました。
